新しい鞄

10年ほど使ったこげ茶色の革鞄。　結構奮発しただけあって、ほとんど型崩れしていない。　一方、何となく色褪せてきたし、なにしろデザインが古く、取っ手は細かくヒビ割れてしまった。　専門店で選び取ったとき、うちの子2人が「カッコイイ」と褒めてくれた鞄だけど、いよいよ買い換えることにした。　予算は3万前後と、ちょっと控えめに設定。

まずは、車で近くの街の京王百貨店へ。　どうやら布製がトレンドらしい。　品揃えは豊富。　でも、ビビッとくる商品がない。　何とか候補を2つに絞り込んだ段階で、それぞれの特色を訊いて買おうと決めた。　あいにく近くにいた中年の男性店員2人はバイヤーらしき若い男性を挟み、「商品の導入が遅い」等々、顔を強張らせて熱心に話をしている。　他に店員は見当たらない。

その3人は、陳列棚の前に長く陣取っていたと思ったら、今度はカウンターに場所を移して激論を続けた。　「買いたいヤツは申し出れば話を止めてやる」ということなんだろう。　結局、僕が売場にいる間中激論は続き、店員2人は一切接客をしていない、と言うか、客が声をかけ辛くて接客に至らないのだ。　僕は駐車料金を払って、売る気が全くない京王百貨店を後にした。

次に行ったのは、自宅近辺のディスカウントショップ。　さっき見たタイプと同様の商品が半値以下になっている。　中でもデザインが気に入ったブランド品の値段を見て驚いた。　安い！ 安すぎる！　安さにかえって抵抗感を覚え迷ったけど、デザインの良さに負けた。


ということで、さっそく買いました。　月曜日が楽しみだったりする。