ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

明日から改正薬事法

2009-05-31 17:42:21 | 日記

☆☆☆ アメリカじゃOTC医薬品販売や調剤実務に薬剤師は不要なんだけどね ☆☆☆




明日から薬剤師がいなくてもほとんどのOTC医薬品が売れる。 OTC業界が極度の薬剤師不足だったことから超売り手市場にあった薬剤師。 彼らもいよいよ、免許の希少価値に守られた温室から一般的な競争社会に身を移すことになる。

代わって医薬品が販売できるようになるのは登録販売者。 この資格は薬局等で1年以上勤務経験があれば受験できる。 薬剤師は大学でパブロン等のOTC医薬品について一切学んでないので、これを学んだ登録販売者は正に「望まれる資格」と言える。

国は薬剤師不足解消目的で地方を中心に大学の薬学部を新設し続けた。 その結果、2002年に46校で定員数合計が8110人だったところ、2007年では72校で定員数合計は13164人にまで急増。 高い学費を払っておきながら、卒業生が出揃う頃には希少価値は消失する。

一方、薬剤師を輩出する大学の薬学部は従来の4年制から6年制への移行時期にあり、ここ2年間は卒業生が出ない。 これが薬剤師不足に拍車をかけ仮需要となり、薬剤師にとって最終最後の超売り手市場となっているから皮肉な話だ。

ところで、この大変革の真意が医療費削減だとしたら・・・国は、医師の処方せんがないと入手できないハイリスクな医薬品の多くを薬局でも購入できるようにしたいだろう。 その販売に従事するのは社会人として努力し競争に勝ち残った薬剤師に他ならない。

ということで薬剤師の未来は厳しい一方、明るい希望も見えてくる。 頑張れ薬剤師!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする