脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

ベリーって?

2015-10-21 | Weblog

I like dogはなぜ犬を食べることが好きになるのか?前に外国人の英語の講師にこう説明した。まず数えられる名詞と数えられない名詞だが数えられない名詞とは、それを切り取っても、折っても、ちぎってもそれがそれ自体と言えるもの、例えばチョークとか紙などがそうである。そこからdogが数えられない名詞と考えるとしたら、そのdogが切っても折ってもそれが犬だと言える状態でまさしくそれはロースやフィレなどの食用である。そういうと彼は「すごい天才じゃね」と言っていた。じゃあ君たちはどういう感じでそれを受け取ってるのかと言うと、それはもって生まれた感覚的なものでここまで説明しなくてもわかることらしい。英語が話せない人間はまけおしみで英語は文法じゃないと言うが、しかしこういう理屈がわからなければネイティヴと同じような感覚で物事をとらえることができない、それは100パーセント無理なことであるが、しかしある程度はこういう文法的なことを踏まえてとらえなくてははっきりと物事が伝わらないこともある。

ボクシングの対戦している時のことである。向こうの陣営からベリーベリーと応援の声がする。最初はこいつの名前はベリーって言うんだと思っていたのだが、その次対戦した時もまたベリーベリーと声がする。その時はハワイってベリーって言う奴が多いのかと思っていた。しかし試合が終わって観戦中あちこちでベリーベリー叫んでいるではないか「えっここってベリーだらけじゃないか」と思ったのだが、実はベリーと言うのはbellyは腹と言うこと、英語圏ではボディをうてと言うのを単純に腹をうてということもある。そう言うことも知らずに対戦相手がすべてベリーと言う名前と思っていたのだから恥ずかしい、この時私は学校の教科書の英語に限界を感じた。ハワイと言うところは日本人が多いがしかし観光地を外れるとやはりアメリカ日本語が通用しない。向こうではドルのことをbuckと言うのだが私は最初これが理解できなかった。2backsってなんだ2ドル返してくれることなのか?とよくわからなかって怪訝そうな顔をしていたらすかさず店員が2dollarsってあっbucksってbackじゃなくてドルのことだったのかとはじめて知ったが、やはり現地で学ぶことは多い。

あとジムに行くとスラングの使いかたがわかる。ガラのわるい奴もいるのでそういう奴らがよくつかっている。へーassholeってこういう時にも使うんだとか面白い、おまけにいろいろな人種がいるのでスラングをおぼえるのは絶好の場所である。意外とえげつないのが韓国系である。英語だけではなく18、ケ○ッキ、シ○ルセ○キ、それ以外にアメリカ生まれの韓国人が使うかなり古い罵り言葉は思わずふきだしそうである。特に18は日常的に使うと言ってもよくつかうスラングだがたぶん口のわるさは世界一と言っても過言ではないだろう。私はそういうスラングを聞いてわかったことは日本語にはそういう言葉が少ないと言うことである。バカヤローなんて巣乱舞かどうかわからないし、くそったれなんて言う言葉は韓国人のののしり言葉では初級のうちにもはいらないだろう。韓国では辱(ヨッ)と言う文化がある。これはとどのつまりどういうことかと言うと自分で悪口をつくるすなわち悪口にオリジナリティを持つことである。悪口をつくることが文化だなんて驚きであるが、しかしこれもハンプリのひとつであって自分たちの怒りややるせない気持ちの浄化である。私自身もアウトローにたいしてはかなりシビアなことを言う、しかしこれはハンプリと言うよりもうちのクラブでは必要ないからで、自分たちのクラブの秩序を守るためだ。

 


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うちのクラブはこういうクラブです

2015-10-21 | Weblog

格闘技をやっている人間は目立ちたがり屋が多い。個性とか言っているが時には人の害になるような目立ちたがり屋なんて言うのもいて、そういう人間がクラブに集まると一般のまじめに生きている人たちが非常に迷惑である。ここでは競技者優先にしないと言うのはアウトローくさい奴はもちろんのこと目立ちたがり屋が集まらないようにするためである。しかしそういうと競技者すべてがそうかというとそうではないと言う人もいるだろうが、根本的にはただ試合に出るとか出ないとかという単純なことで差をつけるよりもその人間がどういう人かと言うことを見ると言うことである。格闘技のグッズと言うのはどちらかというとアウトロー的で私から見たら威嚇に近い、そういうファッションをしたような奴らがジムに多数いたら女性や一般の社会人は落ち着いてトレーニングなどできない、むしろこういうアウトローや目立ちたがり屋の存在はここでは邪魔であるといってもいいだろう。いくらスポーツができてもバカだと意味がない、目立ちたがり屋でナルシストの奴がちょっとでも大会に出て人よりも違うことをしたらつけあがって武勇伝を語る。こういう輩は根本的にはどうしたら自分がかっこよく思われるかと言うことばかり考えているのだが、しかし肝心の学力がひくいので言うことはマンガのセリフのようなことか小学校で教えられるような道徳のスポーツ版だ、そう言う言葉を素晴らしいと思っているからたちがわるい、考えてみたらわかると思うが本を読まない新聞も読まない、マンガしか読まないと言うような人間の考え方などあさはかにすぎない、こういう話をそこそこ賢い人間がまともに聞くはずはない。きつい言葉だがいくら目立ったり漫画のセリフのようなかっこいいともいえるような言葉を語ってもバカだとどこかでぼろが出る、見る人から見たら何をバカなことを言っているんだろうと思われるだけだ。社会ではたいしたことがないので認めてもらうために刑務所仲間をたよるようにジムに来てエラそうにふるまうような奴らが幅をきかすようなクラブには絶対にしたくない、ここではボクシングの実績なんてSo what ?ケンカの自慢などしたら威嚇とみなす、それよりも英検1級とか海外留学経験があるとか自分はこういう研究をしていたとか言う方が興味を持たれるし、アドバンテージがとれる、少なくとも私は勉強をほったらかしにしてただそれだけをやってきたような人間を評価することなんて永久にない。

だいぶ前にちょっと素行のわるそうな奴が自分の先輩のことをあの人はすごいと言っていた。「でどこがすごいんだ」と聞くとみんな知っているとか言う、私はその時「バカで有名なのか」と聞きたかったが、たぶんこいつらの狭い世界でケンカが強くて少々社交的だからそういうと思うのだが、しかしみんなというのは小さい世界のしかもカッコつきの人間、いわゆる一般的には評価されない輩である。こういう価値観にあわせるのは思いっきりだるい。


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