明日はオリーヴの練習のしめくくりである。
終わってから大掃除をするのであるが、今年一年もいろいろなことがあり、いろいろな人たちと出会うことができ、今年一年もオリーヴにとって恵まれた年であったのだが、特に最後のしめくくりの試合で、A級トーナメントで優勝でき、画竜点睛を欠くことなく、1年の歩みが守れたことは、まことに感謝すべきことであると思っている。
韓国か中国のことわざにこういうことわざがある。
それはある有名な絵師がいて、その絵師が龍の絵を描いた。
絵師はもうほとんど描き上げたのだが、しかしほとんど描いたところでその絵師の手はとまり、ずっとそこで考えている様子であった。
不思議に思った弟子はなぜ彼の手がとまったのかと思い、絵を覗き込んでみると、何とその絵には龍の目の部分だけが描かれていなくて、絵師はその最後の部分の龍の目をいれることにたいそう悩んでいたのであった。
たかだか目をいれるだけで悩む絵師の様子に、不思議に思った弟子が「どうしてあなたは龍の目をいれようとしないのですか」と聞いてきたところ。
その絵師は「この目を入れるということは龍に魂を入れるのと同じで、この龍を生かすも殺すも、最後にどういう目を入れるかと言うことだ」と言ったそうである。
物事の終わりと言うのは、たいへんむずかしいものである。
オリーヴにとって12月のゴールデングラヴというのは、まさにそのしめくくり、といってもよいのだが、私自身もこの大会を終えると、一年間ボクシングの仕事をようやくやり終えたという気持ちになる。
今回A級トーナメントで優勝者をだせたわけであるが、しかしこの大会が今年最後のしめくくりとなり、まさにその龍の目となりえたのは、勝った負けたという結果よりも、みんなのがんばりがあったからだと思う。
今回この大会の様子は実際ブログなどでも紹介したのだが、このみんなのがんばりにオリーヴでも何人かの社会人や学生などが励まされ、自分も試合に出てみたいという人がでた。
さらに入会の問い合わせでも、自分はボクシングが経験がなく、年齢もそう若くはないが試合に出れますかという、問い合わせも何件かあり、聞けばここの30代の人ががんばっているのを見て、自分もやってみたいと思ったそうである。
私はここを設立する理由は、日ごろ仕事などで疲れている社会人を励ますためであるが、まさにそういうがんばっている人間がある人を触発し、励まし、勇気づけることができるということは、このクラブの理想であり、いい仕事をしてくれたと喜んでいる。
2009年が終わり、そして2010年の歩みがはじまるが、このクラブがさらにそういう社会人たちや疲れた人たちを励ませるように努力したい。
そして一年ごとにそれらを振り返ったときに「Es ist gut(これでよし)」と言えるように研鑽を積みたいと思っている。
終わってから大掃除をするのであるが、今年一年もいろいろなことがあり、いろいろな人たちと出会うことができ、今年一年もオリーヴにとって恵まれた年であったのだが、特に最後のしめくくりの試合で、A級トーナメントで優勝でき、画竜点睛を欠くことなく、1年の歩みが守れたことは、まことに感謝すべきことであると思っている。
韓国か中国のことわざにこういうことわざがある。
それはある有名な絵師がいて、その絵師が龍の絵を描いた。
絵師はもうほとんど描き上げたのだが、しかしほとんど描いたところでその絵師の手はとまり、ずっとそこで考えている様子であった。
不思議に思った弟子はなぜ彼の手がとまったのかと思い、絵を覗き込んでみると、何とその絵には龍の目の部分だけが描かれていなくて、絵師はその最後の部分の龍の目をいれることにたいそう悩んでいたのであった。
たかだか目をいれるだけで悩む絵師の様子に、不思議に思った弟子が「どうしてあなたは龍の目をいれようとしないのですか」と聞いてきたところ。
その絵師は「この目を入れるということは龍に魂を入れるのと同じで、この龍を生かすも殺すも、最後にどういう目を入れるかと言うことだ」と言ったそうである。
物事の終わりと言うのは、たいへんむずかしいものである。
オリーヴにとって12月のゴールデングラヴというのは、まさにそのしめくくり、といってもよいのだが、私自身もこの大会を終えると、一年間ボクシングの仕事をようやくやり終えたという気持ちになる。
今回A級トーナメントで優勝者をだせたわけであるが、しかしこの大会が今年最後のしめくくりとなり、まさにその龍の目となりえたのは、勝った負けたという結果よりも、みんなのがんばりがあったからだと思う。
今回この大会の様子は実際ブログなどでも紹介したのだが、このみんなのがんばりにオリーヴでも何人かの社会人や学生などが励まされ、自分も試合に出てみたいという人がでた。
さらに入会の問い合わせでも、自分はボクシングが経験がなく、年齢もそう若くはないが試合に出れますかという、問い合わせも何件かあり、聞けばここの30代の人ががんばっているのを見て、自分もやってみたいと思ったそうである。
私はここを設立する理由は、日ごろ仕事などで疲れている社会人を励ますためであるが、まさにそういうがんばっている人間がある人を触発し、励まし、勇気づけることができるということは、このクラブの理想であり、いい仕事をしてくれたと喜んでいる。
2009年が終わり、そして2010年の歩みがはじまるが、このクラブがさらにそういう社会人たちや疲れた人たちを励ませるように努力したい。
そして一年ごとにそれらを振り返ったときに「Es ist gut(これでよし)」と言えるように研鑽を積みたいと思っている。