脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

何をかくそう私はケグジェンイでした2

2015-10-12 | Weblog

これは結構有名な話で私はよくおぼえていないのだが、私の親友と言ってもいいが彼はよくおぼえていて彼から聞いた話である。ある大会で優勝した時のこと、その階級は結構層があつくて5回ほど勝たなくては優勝できなかった。たぶんそういうこともあったのだろう私はリングからおりてくる時こともあろうか俺最優秀だろ的なことをでかい声で、しかも審査員たちがひかえるデスクの前で堂々と言ったらしい。これには審査員どころかまわりがあぜんとしていたようである。結局このこともあってかもわからないが、最優秀はおろかその他の賞もらえなかったのだが、しかし納得のいかない私は審査員になぜだと聞きに行こうとしたら、後のものが印象がわるくなるだろと言われしぶしぶ抗議するのをあきらめたらしいが自己主張の強い私ならいいそうなことである。まわりもよくわかっているが私は自己主張ができる人間である。ただそれが日本的に言うと場の空気を読めないこともあって、むしろ海外で競技できてよかったと思っている。これはHIでの学生時代の試合での出来事。思うようにうまくうごけなくてこれぐらいの相手になにてこずっているんだというイライラ感から戻ってくる時に思わずコーナーマットをけとばしたことがあった。いらいらしていたのでけとばした時にf○c○ youか18は言ったんじゃないかと思うのだが、しかしコーナーマットをけるということは恥ずべき行為である。おそらく日本だったら思いっきり戒められ次の大会どころか7年ぐらいはこういう選手がいたから注意しろと言われるであろう。しかし彼はその行為を見てダメと首を振るだけでおとがめなし、しかし試合が終わってその中国系だったと思うが審判が私のところに来てこういった「bow bowだよbow」何のこっちゃと思ったが審判はさらに「君は東洋人だろ東洋にはお辞儀する習慣があって東洋人は非常に礼儀正しい民族だだから次から気をつけて」というようなことを私につげてさって行った。非常に粋なはからいである。私はこの日以来絶対にリングでは恥じるような行為をしてはいけないと言うことを心に決めたことは間違いなかった。さらにうちに来たコーチがリングをおりたらジェントルマンであれとよく言っていたが、私が言葉づかいを正しくとかボクシングができない人や気が弱い人たちへの配慮すると言う考え方はこういう失敗や実際に影響を受けたコーチによるものである。よく相手をたたえる気持ちが大事だと言うが、しかし相手をたたえると言うのはともすれば自己満足の世界である。よく勝った相手が負けた相手のところに行ってお互いをたたえ合う、そしてその時観客席から拍手がおこるが、こういったことも時には茶ばんのようにさえうつることもある。私はこういったことよりも大事なのは相手を尊重することが大事だと思っている。私は負けてくやしい思いをした人間にはあいさつに行かない、いかないのはくやしい思いをよく知っているからで、そんな時こそそっとしてやることが武士の情けであると思っているからだ。それなりに一生懸命やった人間にはわかるだろうが自分が負けた時に優しい言葉や同情なんてしてもらいたくない、ただこれから先もっと強くなると言う気持ちがそこで出てくるかどうかである。本当に一生懸命努力した人間は悔しさが半端じゃない、私はそういう気持ちがわかるからこそ茶番劇のようなたたえ合いなどしたくないあいさつには行かなかったのだ。日本人は礼と言うと何か形にはめて負けても勝っても握手してと言うが、しかしそういうレベルは小中学生レベルで時にはこういう気持ちを汲んで相手のことを気づかう礼も大事なことだと思う。

 

 

 

 

 

 

 


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