脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

マスボクシングデイ

2009-04-21 | Weblog
5月の連休明けからマスボクシングデイを試合に向けて定める予定だ。
しかしかといってこの日たくさん着すぎたらやりにくくなるので、その日のその時間は、試合に出る練習生にはマスボクシングを中心にした練習をしてもらい、サンドバッグやその他のことはほかの練習生が優先的に使用することにした。
このマスボクシングデイを定めたのには、ひとつのもくろみがある。
それはこのマスボクシングデイにおいて、お互いの選手が観察し合い、お互いの課題を見つけ出し、克服することによって目に見える進歩をもたらすコミュニティを築くことである。
練習生どうしのアドヴァイスと言うのは、重要である。
そしてそれがかつ有効的に交換されれば、かなり内容のある練習ができるのではないだろうかと考える。
実際に自分がやった相手にここをこうしたほうが言われることは、やった相手だからよくわかるし、言われたほうもためになることが多い、実際に自分がした客観的アドヴァイスよりも練習生どうしで教えあったことのほうが、印象深く捕らえていることが多いが、やはりそれはお互いが実際にやった相手であるから、見えるものも違うのだろう、そういうやった相手や見ている人の客観的アドヴァイスや分析の積み重ねが、練習生に大きな進歩をもたらすと考えている。
しかし、かと言って無責任に発言させるのは意味がない。
自分としては、はじめにその選手にあらかじめ課題をあたえ、それに対してどうであったかということを観察し、アドヴァイスするのであるが、さらに上級者になるとほかの課題が見えてくることもあり、この観察において選手は進歩がもたらされると信じている。
だからある意味練習生にも、ある程度の分析力とそのアドヴァイスに対しての責任をもってほしいと思っている。簡単に言うとよく相手を観察してほしいということであり、この日参加する練習生は自分がマスボクシングをしない時は、相手をよく見て分析して発言するということが問われるのである。
この日を通して、選手の練習に必要な観察力あるいは分析力を高めていこうと思っている。
ボクシングは個人スポーツである。だからコーチや監督の言葉を鵜呑みにし、それだけをやるのでは進歩や上達はない、だからこそこういうコミュニティが大きな意味を持つのである。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リズム

2009-04-07 | Weblog
ボクシングを習得する上で重要なことは、リズムである。
このリズムにのれるかのれないかで、ボクシングの上達の仕方もちがう。
おそらくたいていのボクシングの経験者は、空手などの武道の経験者に、それがボクシングを習得する上で、アドバンテージになるとは思っていないと思うのだが、空手とボクシング似て非なるもの、まさしくこのリズムがぜんぜん違うのである。まだまだ日本のボクシングは、空手の練習のようなところを引きづったところがあるので気づかないが、向こうに行けば、そのリズムの違いがはっきり違うのがわかる。
それはまるで盆踊りとダンスの違いのようである。
よける時、うつ時空手や武道に型があるのに対して、ボクシングにはそれぞれリズムと言うものがあり、まさしくこのリズムをきざみつけなければ、ホントの意味での上達はないのではないかと思っている。
ではリズムを養うためにはどうしたらいいのだろうか?
単純ではあるが、たとえばパンチをうつときなどあたまの中で、ぽんぽんとかパンパンとかリズムをとりながらパンチをうつことである。
なるべく抑揚をつけるためにパ行でリズムをつけるのが好ましいが、これだけでもかなり違うことに気づくはずである。
留学先でLAやHIのボクシングを経験したぐらいで、こういうこともなんだが、われわれと彼ら彼女らの間には、このリズムの差があるが、日本のアマチュアが世界で通用しないのは、基本と言う型を重視しすぎるきらいがあるからではないだろうか。
リズムと言うのはナチュラルなものである。それを型にはめてしまったら活きてこない、そこに問題があるのではないだろうか。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする