Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

イスランスモーエン・シーグルの「森の明かり」作品15を聴く

2022-08-18 20:29:13 | 古典~現代音楽ノルウェー編
今回は1881年生まれのノルウェーの作曲家の
イスランスモーエン・シーグルが、
作曲した「森の明かり」作品15である。、
今回聴いたCDの演奏はビャーテ・エンゲセット指揮、
アイスランド交響楽団のものである。
イスランスモーエン・シーグルは、オップラン県の、
セール・アウダール地方の中心にあるバグンで生まれた。
9人兄弟姉妹の中で一番若く、彼の兄には、教育者、
政治家として活躍したイスランスモーエン・オラウスもいた。
彼はオスロの学校で音楽を学び、ライプチヒへ行き、
マックス・レーガーなどに師事したようだ。
帰国後は教育者、オルガン奏者として働き、
作曲家としてはオラトリオやピアノ曲、室内楽曲、
管弦楽曲、合唱曲など多くの作品を残したようである。

「森の明かり」の原曲は1902年に歌曲として作曲された。
歌詞はノルウェー民話集で有名なヨルゲン・モーによるものである。
この作品はのちに作曲者自身の手でメロディーをもとに、
弦楽オーケストラ用に編曲されたようで、
1912年楽譜はライプチヒで出版された。
ゆったりと弦楽器で奏でられる旋律は、
歌曲であったことを感じさせるように、
やさしく語りかけるような感じである。
4分ほどの作品であるが、温かさを与えてくれる。
最後は消え入るようにして静かに終わる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カレヴィ・アホの音詩「沈黙... | トップ | アルネ・エッゲンの「小さな... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

古典~現代音楽ノルウェー編」カテゴリの最新記事