Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

柴田南雄の三つの無伴奏混声合唱曲を聴く

2013-10-19 15:33:04 | 古典~現代音楽日本編
昨日もウォーキングを休みました。
今回は1916年生まれの柴田南雄の作品。
取り上げるのは、1948年に作曲した三つの無伴奏混声合唱曲である。
彼の略歴については、以前触れたので省略する。
今回聴いたCDは田中信明指揮、東京混声合唱団の演奏によるもの。
詩は北原白秋によるものである。
第1曲「水上」は詩集『海豹と雲』によるもの。
美しいハーモニーによって水上の自然を歌いあげる。
ほのぼのとした雰囲気の牧歌的な歌である。
「水上は思うべきかな」のことがが何度か繰り返される。
第2曲「早春」は詩集『海豹と雲』によるもの。
混声合唱のハミングの上で、女声の独唱が自然の情景を歌う。
後半は混声合唱でハーモニーを奏でて歌って終わる。
第3曲「風」は詩集『水墨集』によるものです。
いきいきとした旋律が混声合唱によって歌われる。
バスがハーモニーをしっかり支えて、心地いい。
吹く風とその中を飛び立つ鳥、そして秋の気配、
その自然の移り変わりを歌い、さわやかに終わる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 三善晃の祝典序曲を聴く | トップ | 松村禎三のギリシアに寄せる... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

古典~現代音楽日本編」カテゴリの最新記事