昨日は西谷駅から二俣川駅まで歩いた。
途中聴いた曲は1865年生まれのグラズノフの作品である。
悲歌「英雄の思い出に」、性格的組曲、抒情的な詩、
そして交響詩「ステンカ・ラージン」で、
どれも初期の作品で20歳代前後に作曲されたようだ。
CDの解説書はロシア語で書いてあり、
何が書かれているかさっぱりわからないので、
ここでは性格的組曲を中心に聴いた感想を述べたい。
第1曲導入―ロシアの踊りから、魅力にあふれている。
物悲しげな主題が最初弦楽器によって奏されるが、
その後舞踏風の素朴な旋律が弦楽器・木管楽器を奏し、
その旋律を中心にさまざまな形に展開される。
第2曲間奏曲スケルツァンドは軽快な曲で、
中間部ではロシア風の変拍子の主題が流れ、印象的だ。
第3曲カーニヴァルは、フルートなど木管楽器が、
打楽器などの軽快なリズムにのって活躍する。
第4曲パストラーレはフルートが吹くのどかな旋律が
牧歌的で、他の楽器にも受け継がれ、
他の民謡風の旋律と絡み合いながら展開されていく。
第5曲東洋の踊りはこの作品の中で最も印象的で、
東洋的な主題がとてもよく、打楽器が活躍する。
リムスキー=コルサコフのシェヘラザードとは
また一味違ったグラズノフらしい音楽である。
第6曲悲歌は重々しい感じの旋律が、
鳴り続く打楽器にのって奏される。
第7曲行列は金管楽器が活躍し、
最後華々しいフィナーレとなり終わる。
交響詩「ステンカ・ラージン」はリストの影響を受けた曲で、
あの有名なステンカ・ラージンの旋律が一風変わった形で
アレンジされ展開されていき、おもしろい。
その旋律とは別に途中登場するロマンティックなメロディが、
とても魅力的なのだが、やはりステンカ・ラージンの旋律から
離れられず、思い出したように時々その旋律が顔を出す。
ここまでこの旋律を大げさに扱うのかとも思ったりもする。
ところでこのグラズノフは40歳代半ばには、
作曲活動に行き詰まり、アルコール中毒になったようだ。
ロシアで革命が起こるとパリに移住したが、
ロシアへの想いは断ち切ることができず、
ホームシックにもかかったようだ。
しかし、革命によってもはや彼の愛するロシアは、
もうこの世には存在しないのだからかわいいそうだ。
やはり、作曲家も大変なもんだなあ。
途中聴いた曲は1865年生まれのグラズノフの作品である。
悲歌「英雄の思い出に」、性格的組曲、抒情的な詩、
そして交響詩「ステンカ・ラージン」で、
どれも初期の作品で20歳代前後に作曲されたようだ。
CDの解説書はロシア語で書いてあり、
何が書かれているかさっぱりわからないので、
ここでは性格的組曲を中心に聴いた感想を述べたい。
第1曲導入―ロシアの踊りから、魅力にあふれている。
物悲しげな主題が最初弦楽器によって奏されるが、
その後舞踏風の素朴な旋律が弦楽器・木管楽器を奏し、
その旋律を中心にさまざまな形に展開される。
第2曲間奏曲スケルツァンドは軽快な曲で、
中間部ではロシア風の変拍子の主題が流れ、印象的だ。
第3曲カーニヴァルは、フルートなど木管楽器が、
打楽器などの軽快なリズムにのって活躍する。
第4曲パストラーレはフルートが吹くのどかな旋律が
牧歌的で、他の楽器にも受け継がれ、
他の民謡風の旋律と絡み合いながら展開されていく。
第5曲東洋の踊りはこの作品の中で最も印象的で、
東洋的な主題がとてもよく、打楽器が活躍する。
リムスキー=コルサコフのシェヘラザードとは
また一味違ったグラズノフらしい音楽である。
第6曲悲歌は重々しい感じの旋律が、
鳴り続く打楽器にのって奏される。
第7曲行列は金管楽器が活躍し、
最後華々しいフィナーレとなり終わる。
交響詩「ステンカ・ラージン」はリストの影響を受けた曲で、
あの有名なステンカ・ラージンの旋律が一風変わった形で
アレンジされ展開されていき、おもしろい。
その旋律とは別に途中登場するロマンティックなメロディが、
とても魅力的なのだが、やはりステンカ・ラージンの旋律から
離れられず、思い出したように時々その旋律が顔を出す。
ここまでこの旋律を大げさに扱うのかとも思ったりもする。
ところでこのグラズノフは40歳代半ばには、
作曲活動に行き詰まり、アルコール中毒になったようだ。
ロシアで革命が起こるとパリに移住したが、
ロシアへの想いは断ち切ることができず、
ホームシックにもかかったようだ。
しかし、革命によってもはや彼の愛するロシアは、
もうこの世には存在しないのだからかわいいそうだ。
やはり、作曲家も大変なもんだなあ。
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