Mars&Jupiter

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ロスティスラフ・ボイコの『ピョートルの鐘』交響組曲を聴く、そして西谷から三枚町まで歩く

2012-05-18 06:19:23 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は西谷駅から三枚町まで歩きました。
今回とりあげるのは、1931年生まれのボイコの作品。
『ピョートルの鐘』交響組曲は1972年頃に作曲された。
聴いたCDはエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、
ソ連国立交響楽団の演奏によるもの。
なお、訳は自己流で付けてみましたが、正しいかはわかりません。
第一曲序奏は、明るく華やかな旋律がユニゾンで奏され、
鐘の音を現すような輝かしい感じの音楽である。
第二曲子守歌は、オーボエにより民謡風の旋律が奏され、
弦楽器がそれを引き継ぎ、最後もオーボエが現れて終わる。
第三曲大きな木製の銃は、民謡風の旋律が弦楽器により奏され、
生き生きとした感じの曲はやがて小太鼓のリズムに乗り行進曲風になる。
第四曲太鼓の音は、小太鼓のリズムに乗り、
軽快に木管楽器が旋律を奏でていく行進曲風の短い音楽である。
第五曲街の警報の鐘は、不安を感じさせるような音楽で始まる。
金管楽器を中心に徐々に盛り上がって、最後華やかに終わる。
第六曲ポテシュニー セメノフ連隊の行進曲は、
ピッコロなどが活躍し、かわいらしい感じで始まる。
トランペットなども加わり、軽快な行進曲である。

第七曲アゾフ要塞奪取を祝う鐘は、軽快で明るく始まる。
1696年にピョートル大帝がアゾフ要塞を再占領したことを祝っており、
だからこそ輝かしい功績を称えた音楽であり、
鐘の音と軍隊を現す小太鼓の音が最後まで鳴り続く。
第八曲秋は、ロマンティックな旋律が弦楽器により奏される。
木管楽器も絡みながら、フルートやソロ・ヴァイオリンが活躍し、最後静かに終わる。
第九曲春は、オーボエと弦楽器のピチカートによるかわいらしい曲。
中間部は牧歌的で舞踏的な旋律が現れ、再び冒頭の旋律が現れて終わる。
第十曲白海を越えて航海するアール船は、やや暗い感じの音楽で始まる。
途中から金管楽器が加わり、盛り上がりをみせ、最後静かに終わる。
ロシア北西部に位置するバレンツ海の湾の部分が北海というそうだ。
第十一曲海外からの客は、おだやかな夜と思わせる音楽で始まり、
オーボエ・ソロが旋律を奏でていき、やがて弦楽器を中心に旋律を奏でていく。
シロフォンや小太鼓が絡み、金管楽器とともに盛り上がったあと、最後静かに終わる。
第十二曲ロシア軍人の記念碑は、フルートが旋律を奏でて始まる。
やや、悲しげな感じの曲で、民謡調の旋律が奏でられ、いったん盛り上がる。
そのあとは鐘の音が鳴りながら、冒頭の哀愁漂う旋律が再び奏される。
第十三曲花火は、金管楽器と打楽器により旋律が奏され、
シロフォンが活躍し、花火の華やかな様子が描写される。
鐘の音が鳴り響きながら、盛り上り輝かしい感じで最後力強く終わる。

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