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柴田南雄の「優しき歌 第二」を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2011-02-11 17:03:23 | 古典~現代音楽日本編
昨日は、三枚町から西谷まで歩きました。
途中聴いたのは、1916年生まれの柴田南雄の作品。
「優しき歌 第二」は、1959年に作曲された無伴奏混声合唱のための作品で、
立原道造のソネット集から4つの詩を選んでいる。
聴いたCDは、田中信明指揮、東京混声合唱団の演奏による。
第一曲「また落葉林で」は、自由な感じで歌われる。
「いつの間に もう秋」ということばが、
女声から男声の歌へと歌い継がれ、移りゆく季節を感じさせる。
2節の「おまえが」というところが少しドラマティックである。
3節のところでまた表情が変わり、各声部の絡みあいがいい。
第二曲「朝に」は、軽快にせかせるような感じで歌われ、
器楽の伴奏のようにハミングする合唱がなかなかである。
第三曲「また畫に」は、「花でなく 小鳥でなく」で、
女声合唱がみせる掛け合い、そこに加わる男声合唱のところがいい。
5節で「おまえは」に対し、「生きている」と語りかけるところもいい。
第四曲「午後に」は、草を食べる山羊の情景が歌われるが、
詩の深い内容を見事に合唱で表現している感じがする。

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