Mars&Jupiter

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エドヴァルド・グリーグの叙情小品集第6集作品57を聴く

2023-09-20 22:56:04 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1890年から1893年にかけて作曲された、
叙情小品集第6集作品57をとりあげる。
2つの曲の詩はアンデルセンによるものである。
今回聴いたCDは、アイナル・ステーン=ノックレゲルグの、
ピアノ演奏によるものである。
第1曲「過ぎ去った日々」は、三部形式の曲である。
重々しく始まる最初は過去のことを表現している。
過去の出来事を思い出して、感情の高ぶる部分が見られる。
中間部では舞曲的なところに幸せが垣間見ることができる。
第2曲「ガーデ」は、甘美な旋律が流れるように奏でられ、
楽しく甘い思い出を回顧している感じである。
第3曲「幻影」は、ショパンを思わせる曲である。
ロマンティックな曲で、やや悲しい感じでもある。
第4曲「秘密」は、静かに始まるが、
途中で高揚していくところもあり、
変化に富んでいるところがある。
第5曲「彼女は踊る」は、軽快な舞曲で、
タイトル通りで、楽しく弾んだ音楽である。
第6曲「郷愁」は、三部形式の曲である。
しみじみとした旋律で始まる冒頭の部分と、
中間部の明るく軽やかな旋律が対照的である。
こういった軽快な部分に北欧的な部分がみられる。

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