Mars&Jupiter

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エドヴァルド・グリーグの「待ちながら」と「そして私は恋人がほしい」を聴く

2023-10-09 05:14:22 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1893年から1894年に作曲されたウィルヘルム・クラグの詩
作品60の中から、第3曲「待ちながら」と、
第5曲「そして私は恋人がほしい」をとりあげる。
今回聴いたCDは、キルステン・フラグスタートのソプラノで、
第3曲はジェラルド・ムーアのピアノ伴奏、
第5曲はエドウィン・マッカーサーのピアノ伴奏となっている。
第3曲「待ちながら」は、鳥や海辺の情景、森と結婚式の情景の中、
短い夏の中で踊りに楽しむ青年の弾んだ気持ちが歌われている。
軽やかなピアノ伴奏が美しく、その上で軽やかに歌う。
録音はかなり古いのだが、短い夏を感じさせる。
ブロー、ブロー、ブリレということばが、
各節の終わりに現れてとても印象的である。
第5曲「そして私は恋人がほしい」は、タイトル通り。
チョッキが欲しいとか、白い馬が欲しいとか、
ストラップが欲しい、上着が欲しいなどと言っていて、
最後は恋人が欲しいという気持ちをさらけ出します。
軽快な伴奏に乗って、伸びやかな声で、
徐々に要求を増やしていく感じが伝わっていい。

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