Mars&Jupiter

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エドヴァルド・グリーグの民族生活の状況 作品19を聴く

2023-07-16 16:18:56 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1869年から1871年に作曲された民族生活の状況 作品19を取り上げる。
民俗生活の情景という題もあり、こちらの方が訳としてはいい気がする。
副題はピアノのためのユモレスクである。
今回聴いたCDはアイナル・ステーン=ノックレゲルグによるピアノ演奏である。
第1曲「山の歌」は、軽快で力強く流れるような旋律で、
繰り返すうちに徐々に盛り上がっていく。
中間部は田園風景を思わせるような抒情的な旋律で、
その舞踏的な旋律は繰り返すうちにやはり熱を帯びていく。
冒頭の旋律も再び現れ、繰り返され盛り上がって終わる。
第2曲「婚礼の行列」は、ビチャーム盤の「ペール・ギュント」の
第1曲に編曲されて出てくる曲でなじみがある。
婚礼を思わせるような明るく楽しい曲である。
管弦楽版でなくともこのピアノ独奏で十分に楽しめる。
第3曲「謝肉祭より」は、陽気さとともに、
ややメランコリックな感じもある曲である。
途中で「婚礼の行列」の旋律も現れながら、
ドラマティックに盛り上がりをみせて最後力強く終わる。

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