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Mars&Jupiter

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ボフスラフ・マルティヌーの「ジュリエッタ」からの管弦楽組曲H.253Aを聴き、緑園都市から二俣川まで

2011-05-25 05:30:54 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は緑園都市駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、マルティヌーの管弦楽曲である。
歌劇「ジュリエッタ」からの管弦楽組曲H.253Aは、
1936年から1937年にかけて作曲された歌劇の中から選んで、
3つの組曲にズビニェク・ヴォストジャークが編曲したものである。
ヴォストジャークはチェコの作曲家、指揮者として活躍した人物である。
今回聴いたCDは、ヴァーツラフ・ノイマン指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一曲ポコ・アンダンテは、ファゴットと、
管弦楽が繰り返す強烈な二音で始まる部分は印象的である。
幻想的に始まったあと木管楽器の中での旋律のやりとりが続き、
このあたりはドビュッシーを思わせるところがある。
やがて打楽器の叩くリズムと金管楽器と弦楽器により、
緊張感のある音楽となっていき、それが盛り上がったあとは、
冒頭の音楽が繰り返され、盛り上がって、最後おだやかに終わる。

第二曲ヴィーヴォは、弦楽器とトランペットと打楽器で荒々しく始まる。
やがて弦楽器の上でフルートが旋律を奏で、両者のやりとりが続く。
やがて弦楽器により上昇する音型が繰り返され、ここはマルティヌーらしい。
ホルンが鳴り響き、他の金管楽器も絡み、最後はおだやかに終わる。
第三曲レントは、トランペットと弦楽器で始まる。
弦楽器と金管楽器とのやりとりが続いたあとはフルートが入って絡み、
いったんそれが終わると弦楽器中心に甘美な旋律が奏でられる。
そして木管楽器と金管楽器と打楽器が入り荒々しくなり盛り上がったあと、
木管楽器と弦楽器により牧歌的な音楽となり、
トランペットが入ったあと、チェロが第一曲冒頭の旋律を奏でる。
そして木管楽器が入ったあと、再び弦楽器中心に盛り上がって終わる。