Mars&Jupiter

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エルンスト・トッホの交響曲第5番作品89「エフタ、ラプソディー風の詩」を聴き、横浜から和田町まで歩く

2009-01-23 07:11:13 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日は、横浜から和田町まで歩きました。
途中聴いたのは1887年生まれのトッホの作品。
ウィーンのユダヤ人家庭に生まれた彼は、
フランクフルトで哲学や医学を学び、音楽は独学であった。
第一次世界大戦にも従軍し、マンハイム音楽学校(音楽大学)で、
作曲を1929年まで教え、マンハイムにとどまったが、
ナチスの台頭とともに、アメリカに亡命し、その地で没した。
交響曲第5番作品89「エフタ、ラプソディー風の詩」は、
1963年に作曲され、ニ楽章で構成されている。

第一楽章ゆっくりとは、弦楽器中心に静寂な感じで始まる。
それにフルート、クラリネットのソロが加わり、
ファゴットなども加わり、神秘的な感じとなる。
やがて打楽器も加わり、いったん盛り上がる。
そして金管楽器が加わり、情熱的な旋律が流れる。
オーボエやクラリネットなどソロで奏でる旋律は叙情的で、
金管楽器や弦楽器などフルオーケストラで奏でられる旋律は、
緊張感を持ち、荒々しく激しい情熱的な音楽である。
最後の方は、管楽器中心にゆったりとした旋律が奏でられ、
シロフォンが響く中、幻想的な感じで静かに終わる。
第ニ楽章モルト・トランクィロは、トランペットから始まり、
荒々しい感じで始まるが、基本的な感じは前楽章と似ている。
緊張感あふれる音楽と叙情的な音楽が交互に現れながらも、
最後は弦楽器中心に静かに消え入るように終わる。
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