昨日はいつもの横浜から和田町までのコースを歩いた。
ここ数日で体重は1キロ減り、二月からみると4キロ減った。
今日途中聴いた曲はホルストのピアノ五重奏曲イ短調作品3。
この作品は彼が英国王立音楽大学(Royal College of Music)で、
まだ学生だった頃の1896年に作曲された作品である。
ホルストは1874年生まれなので、21歳か22歳の頃の作品である。
CDの解説文を書いているミヒャエル・ショートによると、
彼は学生アンサンブルでピアノのパートを演奏する予定であったが、
しかし、彼がピアノ演奏を断念しなければならないまで、
彼の神経炎は悪化していたようである。
ピアノ五重奏曲が演奏されたという記録は存在していないようで、
「最終稿のスコアはクラリネット奏者のクリントンに送ったが、
返されなかった」と彼自身の作曲リストにのちに書いたようだ。
スコアが発見されたのは70年近く経ってからで、
1989年にチェルトナム国際音楽祭でエリジアン五重奏団が、
アンソニー・ゴールドストンと共に演奏したのが最初である。
ちなみに持っているCDの演奏者も同じである。
第一楽章のアレグロ・モデラートはピアノの伴奏に乗って
クラリネットが演奏するところから始まるロマン派的な曲である。
曲調は全体的にメンデルスゾーンぽいが、
そこにスパイスを利かせたようなホルンの吹奏が加わる。
ここには彼が若いときに傾倒したワグナーの影響があるようだ。
第二楽章のスケルツォはメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」の
スケルツォを聴いているような軽快な曲であるが、
ホルンとオーボエにさりげなく第一楽章の主題が現れる。
第三楽章のアダージョは、沈鬱な曲想で始まり、
葬送行進曲のようであり、劇的な展開の中、
曲の中ではピアノが重要な役割を果たす。
ここでもホルンとオーボエに時々第一楽章の主題が現れる。
第四楽章のアレグロはアダージョの雰囲気を変え軽快に始まる。
解説によるとこの楽章の中にのちの彼の民謡を用いたスタイルを
予感させるような部分が垣間見ることができるということである。
歌うような旋律が流れ、途中で第一楽章の主題が再現され、
この旋律と第四楽章の主題とからみあいながら、終わる。
とにかく、初期の作品には違いないが魅力ある作品である。
ピアノ五重奏曲とはいっても弦楽器ではなく、
木管楽器との五重奏というところがホルストらしい。
のちの「惑星」とのつながりをここであまりみることはできない。
それを求めている人は木管五重奏変イ長調作品14を聴くと、
第一楽章などのところで少しは感じられるかもしれない。
ここ数日で体重は1キロ減り、二月からみると4キロ減った。
今日途中聴いた曲はホルストのピアノ五重奏曲イ短調作品3。
この作品は彼が英国王立音楽大学(Royal College of Music)で、
まだ学生だった頃の1896年に作曲された作品である。
ホルストは1874年生まれなので、21歳か22歳の頃の作品である。
CDの解説文を書いているミヒャエル・ショートによると、
彼は学生アンサンブルでピアノのパートを演奏する予定であったが、
しかし、彼がピアノ演奏を断念しなければならないまで、
彼の神経炎は悪化していたようである。
ピアノ五重奏曲が演奏されたという記録は存在していないようで、
「最終稿のスコアはクラリネット奏者のクリントンに送ったが、
返されなかった」と彼自身の作曲リストにのちに書いたようだ。
スコアが発見されたのは70年近く経ってからで、
1989年にチェルトナム国際音楽祭でエリジアン五重奏団が、
アンソニー・ゴールドストンと共に演奏したのが最初である。
ちなみに持っているCDの演奏者も同じである。
第一楽章のアレグロ・モデラートはピアノの伴奏に乗って
クラリネットが演奏するところから始まるロマン派的な曲である。
曲調は全体的にメンデルスゾーンぽいが、
そこにスパイスを利かせたようなホルンの吹奏が加わる。
ここには彼が若いときに傾倒したワグナーの影響があるようだ。
第二楽章のスケルツォはメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」の
スケルツォを聴いているような軽快な曲であるが、
ホルンとオーボエにさりげなく第一楽章の主題が現れる。
第三楽章のアダージョは、沈鬱な曲想で始まり、
葬送行進曲のようであり、劇的な展開の中、
曲の中ではピアノが重要な役割を果たす。
ここでもホルンとオーボエに時々第一楽章の主題が現れる。
第四楽章のアレグロはアダージョの雰囲気を変え軽快に始まる。
解説によるとこの楽章の中にのちの彼の民謡を用いたスタイルを
予感させるような部分が垣間見ることができるということである。
歌うような旋律が流れ、途中で第一楽章の主題が再現され、
この旋律と第四楽章の主題とからみあいながら、終わる。
とにかく、初期の作品には違いないが魅力ある作品である。
ピアノ五重奏曲とはいっても弦楽器ではなく、
木管楽器との五重奏というところがホルストらしい。
のちの「惑星」とのつながりをここであまりみることはできない。
それを求めている人は木管五重奏変イ長調作品14を聴くと、
第一楽章などのところで少しは感じられるかもしれない。