Mars&Jupiter

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アラン・ホヴァネスの弦楽四重奏曲第4番作品208「老木」を聴く

2018-03-22 22:29:36 | アラン・ホヴァネスの作品
今回取り上げるのは、1911年生まれのホヴァネスが、
1964年に作曲した弦楽四重奏曲第4番作品208「老木」である。
サブ・タイトルは、古い楓の木の下でである。
今回聴いたCDは上海カルテットの演奏である。
第一楽章アダージョ・マ・ノン・トロッポは、
弦楽器全体でゆったりと回想するかのように奏でて始まる。
そのあとピチカートの上で、ヴァイオリンが奏でる旋律も、
やや物悲しい感じであり、この二つの部分が何度か繰り返される。
最後はピチカートが繰り返される中、静かに終わる。
第二楽章フーガは、ヴァイオリンで奏される主題が、
各楽器に引き継がれ、フーガ風に展開していく。
短い楽章で、最後高揚したところで終わる。
第三楽章アダージョ-アンダンテ・コン・モート-アレグロは、
チェロの朗々とした旋律で始まる。
そのあと堂々とした旋律が奏でらえ。
他の弦楽器が入って絡み合いながら曲は進行していく。
この楽章も少し物悲しく、回想的である。
それぞれの弦楽器が絡み合い、
フーガ風な展開を見せ、最後は盛り上がって終わる。

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