
日本にはあの戦争の正当性を信じ知恵る人たちが山ほどいる。安倍晋三や稲田朋美を筆頭に、日中戦争やそれに続く太平洋戦争の正当性を主張するのである。稲田に至っては、南京大虐殺をも否定している。
太平洋戦争の終結は東西冷戦の始まりでもあった。東京裁判に対して、ソビエトはハバロスク裁判を行た。旧満州と中国に残された資料を基に行われた、ソビエト主導の裁判である。存在をも否定する人は少なくはないが、今回NHKが裁判の録音レコードを入手した。
因みに、NHKでは全員が死亡したとされているが、吉川氏のドキュメントには当時の”マルタ”の生存者が数人証言している映像もある。
ハバロスク裁判を逃れて日本に戻った医者の、その後の出世振りをNHKは報道していた。私はこの裁判の抄録を見たことがあり、その中には獣医師が数人いたことも確認している。そのほとんどの方は、国立大学の教授になっていたり国立の研究所に奉職されていたり、すでに退官しているかたもいた。彼らが望んだことではなかったかもしれないが、戦争協力を越えた人権に関わる、極めて非人道的なことである。彼らにもその後ろめたさがあったのは疑う余地などない。終戦時に施設を破壊し、資料やデータを破棄したりアメリカに提供を条件に放免されていることが、如実にそれを物語っている。
私が教えていただいた教授の名前もその中にあり、先生は人獣共通伝染病をドクター論文にされていた。実態は不明ではあるが、人間の感染例は人体実験を疑われる内容であった。そのことを知ったのは、彼らの多くが鬼籍に入ってからである。
時間は歴史を風化させ、不都合なものを意図的に消し去り、耳障りの良いもだけを残そうとする。731部隊で繰り返された人体実験がそのよい例であり、私たちは忘れてはならない。
戦後、ロスケと蔑んだ日本人は身の回りに大勢いた。日ソ中立条約を反故にし、日本に侵攻したことは許されない。
混乱の最中、日本軍は民間人を置き去り日本帰還を優先した。残された国民は殺され蹂躙され、残った多くの男は抑留され極寒のロシアで強制労働を強いられた。
そうした混乱の中で、731部隊研究所は爆破され、技師(医学研究者)は優先され帰国した。
これまで、アメリカ側の情報があったが、これほど具体的な証拠は無かった様に思う。
これが、戦争の実態だ。
医学者や科学者が戦争という現実に対面したとき、権力者にどれだけ刃向かえるのかと思うと、自殺という選択肢を選んだ医学者の苦悩を少しは理解できる。せめて、組織人が不正に荷担することを拒否できる環境であってほしい。
この時代、医学部がなぜ戦争に協力することになったかとの解説があった。
当時、文部省は京都帝大のチフス研究者に個人的に特別研究費を支給した。その後、研究部長の戸田は軍部と結託して潤沢な研究費を集めだした。
やがて、満州国の防疫活動のための病院建設を名目に多数の医者を招集した。その一環として戸田配下の石井四郎は731部隊の研究所を設立(現在予算では300億円)したと紹介されていた。
この戦前政権と安倍政権に驚くほどの共通性(森友や加計問題等々)があると思うのは、小生だけだろうか。
でも、不都合な真実、不本意な向き合うのが辛い現実、であっても、
それに向き合わず、受け止められず、目をつぶったり、なかったことにしようとする、安倍サンや、稲田サンや、ネトウヨ、のような根性無し、は、
獣医には向きませんし、重要なリーダーに選んでもいけない、と思います。
そりゃないよ先生の恩師は、ご自身の過去に、向き合われたのだと、思います。論文を残されているということは。
「(例え自分に都合悪かろうが、不本意だろうが)真実に向き合えない根性無し」は、その人にどんなに立派な肩書きがあって、どんなに世間の評判がよくても、私は尊敬できません。
ドクター論文に、大陸での実例を使っていたのです。
当時の朝鮮半島や台湾など疫病が流行っていたためです。
そして、アメリカの公文図書館で731部隊は人体実験をしていなかったというのは明らかになっています。
NHKは内部に韓国のKBSが入っているため、反日偏向放送をしています。
日本人として、国を咎めること、また先祖を咎めることはしてはいけないのではないでしょうか。
事実ならそれは認め、償いは必要です。
しかし、ありもしなかった捏造されたことを事実として認めるのはおかしくないですか?
あなたは自分の先祖が国を守ったことを恥じるのでしょうか。