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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

トランプ関税の憂鬱

2025-04-04 | トランプ

アメリカは世界最大の国家で、経済面でも軍事面でも科学的分野でも文化面でも、世界を圧倒して存在する国家である。そこも盟主の座に就いたドナルド・トランプはこれまでに、国家間で論議を重ねて築いてきたルールを、全く考慮することなく一律に、国家の貿易関税をいとも簡単に、一律で仕切ってしまった。
トランプは、「患者(米国)は重病だった。手術は終わった、今は平穏な気分だ、黄金のアメリカの始まりだ」と息まいている。
世界は次に起きる事態と、今から取り組まなければならない対策で頭が一杯である。中国のように同等の関税をアメリア商品にかけると宣言する能力もないし、対立することの方が深刻であるからである。
トランプはアメリカの製造業の復活に向けた意義を強調した。バイデンの起こして酷い経済をって治すのだそうである。海外から製造業を呼び込むそうだし、国内の製造業は立ち煽るし、関税で国は潤い、国民には減税をするという。「市場は活況となり、株価は上昇し、国は急成長するだろう」と、トランプは言う。
中国だけでなく、EUも報復関税に取り組むようだし、何よりこんな相互信頼を失う国と、安全保障などおこねるはずがないと動く出す国もある。親プーチンのトランプは一気に信用を失った。
何よりアメリカが真っ先に直面するのが、株安であるしすでに相当下がっている。そして確実に訪れるであろう、インフレをどういう言葉で説明し、乗り切るかである。すでに多くの疑問が出されているが、当面はバイデンを悪者にして乗り切るつもりだろうが、反トランプははともかく、共和党やトランプの支持者たちから問題がいずれ噴出するだろうし、多方面から叩けれて、この男がどのように反応するかであろう。
トランプ関税に対し、国内外から憂鬱な声しか聞こえない。
日本では石破が当面は補助金を出してお茶を濁すのであろう、与野党各政党から了解を取り付けしようとしている。
イエスマンだけで周囲を固めたトランプに、的確なアドバイスを示す人物が存在しない。破たんしても認めない体制になっているが、それが一番大きな問題である。


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