イランが元気である。イランは、ブッシュ大統領が就任早々に「悪の枢軸」として、イラク、北朝鮮とならんで名指しした国家である。イラクはブッシュの思い通りに侵攻してフセインを潰した。石油
のでない北朝鮮は、交渉を繰り返しながらも、任期内に決着をつけるようである。
イラクのアフマドネジャド大統領は、国連出席の足を伸ばしてコロンビア大学で講演をやった。大 学周辺では、地獄に堕ちろなどのデモがやられていた。
講演で、アフマドネジャド大統領は、「イランには同性愛者はいない」と失笑をかっていたが、「イランには核開発する権利がある。平和利用しか考えていない」と核開発には持論を展開していた。何よりも、ドイツのホロコースト(彼はでっち
上げだと言っている)の尻拭いを、パレスチナがやることの矛盾を訴えていた。
国連の演説では、アメリカのイラク侵攻とガンタナモでの不当拘束やCIAの世界各国での不当行 動や、シオニストによる60年に及ぶパレスチナの不当占拠を40分にわたって非難した。イランはブッシュとっては厄介な存在である。
イランは、ペルシャ人のほぼ単一民族国家である。仇敵のアフガニスタンとイラクをアメリカが潰してくれたおかげで、すっかり元気になっている。日本が最も石油を依存している国家でもあり、決定的な経済制裁などどこもで
きないと思っている。
イラクのマリキとはシー派としてのつながりがある。何よりも、イスラム国家としての自負がアメリカの思惑と異なって、どこかでつながっているのである。マハディ軍の中心人物であるサドル師が仲介したとも言われている。ブッシュの思惑通りにはならない。
北朝鮮も元気である。核は列強を脅すのは余程効果的な武器になることを、この2国は証明している。ここでも、北朝鮮はテロ国家の指定を外してくれたなどと、ジャブを放っているが結局アメリカは、北朝鮮に雨い汁を吸われ、手をこまねいているだけである。