
一昨日(11日)夕方、東村高江の牧草地にで米軍のヘリコプターが墜落した。近くの住民は駆けつけたが、乗員7人は荷物を持って事故機から逃げ出し、別のヘリに乗ってその場を去った。至近距離から数人が目撃している。
住民は早速駆け付けた米兵いよって排除され、自分たちの土地にすら入ることが拒否された。やがて駆け付けた日本の警察は、米軍の仕切りの外に排除され、日本人が近づかないように警備する役を仰せつかっている。墜落地の最短桜花は60メートルと言うから、怖ろしい話である。
翁長知事は現場に駆け付け、警察の外から見て、「まさしく沖縄の『国難』である」とのべた。今年オスプレイが墜落した(防衛省は原型を留めない機体を見て不時着と言っている)場所から数百メートルの所である。
沖縄大学に墜落した米軍ヘリCH53には回転翼の安全装置に、放射性物質ストロンチウム90が使用されていた。この時には、六つの装置のうち一つを回収できず、米軍は気化したとし、環境に影響ないと主張した。この時に消失した量は約500マイクロキュリー、1850万ベクレルとされた。大変な量である。ベータ線は透過力が弱いので通常は近接しない限り危険性はないが、燃え上がると酸化しながら微粒子になって大気中に飛散する。空気中を漂う微粒子が体内に入ると内部被ばくの危険がある。
今回も黒煙と一緒に周囲にばらまかれてしまった可能性が高い。少なくとも6基のロータリーのすべてが燃え尽きている。爆発的に燃えていた様子から、沖縄大学の時より数倍の、ストロンチュウム90飛散した可能性が高い。
米軍は地位協定を盾に、日本には全くこのことを報告はしていない。不都合な応報を流さないであろうが、日本国民の財産と生命は、米軍の前に曝されたままなのである。それとも、牧草地に墜落してやったのだから、感謝しろと言うのであろうか。
追記:しかも今回の事故ヘリコプターは、岩国で6月に火を噴いて事故を起こした機体の可能性が極めて強いとのことである。ナンジャソリャ!
片や沖縄は、無責任でデタラメ滅茶苦茶な日本政府により、苦難が続く。地位協定ゆえにこんな扱い受け続けるのだから、沖縄はもう日本を離脱して独立するのが賢明だ。日本政府は本土の日本人同胞さえゾンザイに扱うのである。そんな日本がかつて琉球という異国異国人を大切にするはずないのは自明である。沖縄は17世紀に事実上武力で島津が薩摩藩に組み込んだだけである。その経緯からしても、沖縄にはこんな冷酷身勝手無責任な日本に従う理由などない。こうなれば、日本の頚木を離れて独自外交でアメリカに渉りあい、沖縄自身の独立を得るのが賢明だ。もしくはプエルトリコ如く、アメリカの準州にでもなる方がアメリカとしての基本権利や手法を主張できる分ましではないのか。こんな、アメリカの傀儡でワケワカラヌ何も力にもならぬ自国民に薄情冷酷な日本政府に従い続けるよりもましではなかろうか。