そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

玄海原発が危険と言われている

2011-06-25 | 政治と金

 佐賀県の玄海町にある、九州電力の玄海原発1号機が、極めて危険な状態にあるPhoto_2と言われている。この原発は作られたのが1975年である。実に36年も経って老朽化が進んでいる。

 この原子炉は、鋼材そのものが均一でなく圧力容器が不良品であると言われている。ご多分にもれずその辺りの情報は、悪く言えば風評の域を出ていない。しかし、 この噂は絶えることがなく続いている。

 老朽化した圧力容器が壊れてしまうのを、脆性破裂と言われている。脆性破裂は一気に起きるために、広範囲に放射能が拡散する。大阪から朝鮮半島まで広がると言われている。この危険性を裏付けるのに、脆性遷移温度と言うのがあるらしい。この温度かこの数年で一気に跳ね上がるいるとのことである。

 玄海原発は4基あるが、玄海町だけに存在する。いわば岬の先端部に、原発を作らせ周辺の自治体とは一線を引いている。原発の甘い汁、交付金はほとんど独り占めである。

 直線距離で数キロと、原発に近いところでも玄海町でないところでは何の恩典もない。勿論事故があれば、真っ先に被ばくするのは同じである。

 玄海町に行くには必ず、唐津市を通らなければならない。原発に関する多くの決めごとも、玄海町が独断で行っている。唐津市をはじめとする周辺の自治体は大いに不満である。放射能には自治体の境界などない。

 そうした交付金を独り占めしようとする自治体と、それを羨む自治体との複雑な関係も、この原発の存在を危険なものにしてしまっている。 

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