このところ、報道が偽装で大騒ぎしている。名だたる老舗のレストランやホテルが、マスコミの前で謝っている映像が絶え間ない。当初は確か『偽装』と表現されていたが、『誤記』にトーンダウンしている。
誤記と表現するものの、全てが高価なものを誤記している。こんな意図的なことは、何処から見ても偽装である。
エビの違いなど、食べて判るものではない。歌の文句じゃないが、「そうせ騙すなら 死ぬまで騙し続けて」いれば、誰も気が付かない程度のことである。
本ブログで何度も指摘したが、この国は偽装だらけである。オーストラリア産小麦でつくられた、讃岐うどんなど典型である。畜産の世界では、卵も肉も牛乳ですらカロリーの半分以上が輸入穀物によって生産されている。国産とか生産地を表記するのは、偽装に限りなく近い。
しかし、騙し続けて欲しくはない偽装がこの国にはいっぱいある。
原発が安全ですというのも、環境にやさしいというのも、偽装である。安全な原発など存在しない。国民の大多数が原発再稼働に反対であるから、国会は民意を反映しているといえないから、これも偽装である。
北海道の泊原発は、専門家が調査した活断層が、北電の報告書にはない。これは誤記などではなく、偽装である。
TPP反対を訴えて当選した自民党議員等も、偽装であろう。消費増税を社会保障に使うなども、偽装である。増税以前にやることがある。
自衛隊は憲法九条に明らかに違反する戦力であるから、これも偽装である。この国は、偽装を重ねていかなければ続けて行行けない社会に堕しているのである。
猫も杓子もみんなして「どうもすみませんでした」って頭を下げてる。うそをつらぬき通された方が「知らぬが仏」で安心して???生きていけるような気がする。自分で選んだ食品だって、中国産か日本産かなんて表示を信じるしかないのだから。
山や海に行って自分で選んで採ってくるなら「絶対」間違いないかもしれないけれどね(苦笑)