安倍派の金銭に関してほぼ無秩序状態、つまりやりたい放題であったこと、次第に明らかになってきている。裏金は派閥から闇金として個々の議員に降ろされたものであり、派閥の長森喜朗が決めて細田博之に継がれ、安倍晋三によって際限なくなった感がある。その間の事務総長はおそらく、急遽特別養護施設に入った森喜朗や、亡くなった細田博之や安倍晋三に責任を擦り付けることだろう。
しかし、この金について無秩序状態の悪行集団は、これに止まらないようである。西村康稔のようにパーティそのものをでっち上げている輩もいる。30人も入れるかというような小会議室で、2、3百人のパーティや勉強会を幾度も開催している。勉強会だとか言い訳しているが、裏金の整理を使用とする意図はありありである。
しかし、それを上回る悪人がいる。下村博文である。上図は朝日新聞のものであるが、下村博文の大体こんなものかというものであるが、パーティ券の売り上げその物を過少報告していたというのである。中抜きで派閥に報告するのであるが、この捜査は容易ではないだろう。中抜きされた業者側の特定や金額は困難であろうし、使途も不明であろう。外にも無数の疑惑を抱えてきた下村らしい悪行である。
この中抜きは下村だけでなく、可成りの議員がやっているとのことである。この後どのような悪行が露呈するか分からない。
その上、裏金が何に使われたかと、娘の小遣いだ、息子の入学金だ、自宅の改修や旅行などという、全く私的なものが多いという。「政治に金がかかる」というフレイズがいかに逃げ口上でるかがわかる。
清和会を腐ったような集団にしたて上げたのは安倍晋三である。保守傍流の小派閥を一気に最大派閥に人集めの手段としたのであろう。した大きな要因が、裏金作りとはお笑いである。政治家として失格である。政治の場から順法精神をなくし、私見だけで判断し論議を重ねることを忌避し、近親者と擦り寄るものを優遇する狭量な人事など、良くもまぁ、こんな男を国葬にしたもんである。