正月に届いた農民連盟の新聞のトップタイトルは、「足るを知る」という見出しであった。農業には際限ない拡大はありえない。ひと時の効率は持続的にならないことを、真の農民は知っている。
同じく正月にみた、「欲望の資本主義2018」は背筋の凍るような内容であった。昨年にも放送された同名の番組の、今年版という所である。資本主義は、”欲望”によって支えられている。更に恐ろしいのは、”欲望は満たされることはない。拡散する”というものである。資本主義は発展することによって、制度が支えられているといって良い。ところが無限の発展などはありえないことである。所詮、地上の富は有限である。金銭に変えてみたところで、空間の広がりがなければ発展などできない。
いち早く近代化して、国家体制も経済体制三科学技術も軍事力も勝った国家が、アフリカやアメリカに富の空間を求めたのである。富が有限であれば、それは麻雀同じである。相互に取り合うことになる。強いものが戦うのではなく、弱い者を取り合うことになる。
奇才の経済学者のヨーゼフ・シュンペーターが述べた、「資本主義は成功するであろうが、自滅する」という予言は正しい。欲望は満たされることがないからである。
産業革命は、賃金の高騰によって市場の欲望が拡大したためといわれている。先進国の賃金は、1975年からほとんど変わっていない。
イノベーションによって市場は拡大すると言われているが、これも極めて疑問である。イノベーションは労働者から労働を奪ってきたからである。こうして賃金格差をノーベル賞経済学賞のステグリッツは、、富の再分配こそ求められるというのである。高所得者から税金を高く徴収して再配分することを主張している。
日本の国立大学から、マルクス経済学の講座がなくなって久しい。マルクスは、労働を商品化することによって、資本は大金をられるようになり、資本主義は発展したと述べている。経済学の中に、商品の固有価値と兌換価値を分けて考え、労働者の存在意義を求めた。価格と価値は自由主義経済の下では一致しない。
番組では、結論を出そうとはしていない。しかし、農民連盟の、「足るを知る」ことこそ必要なのである。欲望の抑制である。
農民作家の山下惣一さんは、「昨年と同じ今年今年と同じ来年、これを農民は”安定”と呼ぶが、経済学は”停滞”と呼ぶ」と述べている。日本は高齢化人口減少時代に突入した。資本主義は今こそ農民の教訓を理解するべき時であると言える。
同じく正月にみた、「欲望の資本主義2018」は背筋の凍るような内容であった。昨年にも放送された同名の番組の、今年版という所である。資本主義は、”欲望”によって支えられている。更に恐ろしいのは、”欲望は満たされることはない。拡散する”というものである。資本主義は発展することによって、制度が支えられているといって良い。ところが無限の発展などはありえないことである。所詮、地上の富は有限である。金銭に変えてみたところで、空間の広がりがなければ発展などできない。
いち早く近代化して、国家体制も経済体制三科学技術も軍事力も勝った国家が、アフリカやアメリカに富の空間を求めたのである。富が有限であれば、それは麻雀同じである。相互に取り合うことになる。強いものが戦うのではなく、弱い者を取り合うことになる。
奇才の経済学者のヨーゼフ・シュンペーターが述べた、「資本主義は成功するであろうが、自滅する」という予言は正しい。欲望は満たされることがないからである。
産業革命は、賃金の高騰によって市場の欲望が拡大したためといわれている。先進国の賃金は、1975年からほとんど変わっていない。
イノベーションによって市場は拡大すると言われているが、これも極めて疑問である。イノベーションは労働者から労働を奪ってきたからである。こうして賃金格差をノーベル賞経済学賞のステグリッツは、、富の再分配こそ求められるというのである。高所得者から税金を高く徴収して再配分することを主張している。
日本の国立大学から、マルクス経済学の講座がなくなって久しい。マルクスは、労働を商品化することによって、資本は大金をられるようになり、資本主義は発展したと述べている。経済学の中に、商品の固有価値と兌換価値を分けて考え、労働者の存在意義を求めた。価格と価値は自由主義経済の下では一致しない。
番組では、結論を出そうとはしていない。しかし、農民連盟の、「足るを知る」ことこそ必要なのである。欲望の抑制である。
農民作家の山下惣一さんは、「昨年と同じ今年今年と同じ来年、これを農民は”安定”と呼ぶが、経済学は”停滞”と呼ぶ」と述べている。日本は高齢化人口減少時代に突入した。資本主義は今こそ農民の教訓を理解するべき時であると言える。
アメリカ白人が敵視するイスラム教の世界では元来「銀行」や「金貸し業」は忌むべき背徳であり禁じられていたそうだ。かつて悪者と決め付けられてアメリカに虐殺されたリビアのカダフィ氏は、自国民に無償の医療や教育を施すだけでなく、家を無償で与えていたという。特に新婚カップルには新築住宅をである。「人には必ず住む家が必要だ」という、全く道理に叶ったまともな理由でである。そんなリビアをアメリカはデタラメ滅茶苦茶に蹂躙破壊してしまった。
かつてのそんなリビアに比較し今の日本もアメリカもどうか。貧困者やホームレスがごろごろと満ち溢れているのが現状だ。勿論、まともな収入がないため食事や福利、教育などにも事欠く人々が多くいる。
日本もアメリカもその正体は不正と欺瞞に満ちたとんでもない国であることを人々が気付き対策そ打たねば、この腐敗しきった「資本主義社会」なる実際にはイカサマぺてんの騙しと搾取の経済制度が改まることなどない。
竹中は労働者は商品だ、取り換え可能な部品だ、と言い切り、マスコミの絶賛しまくっていたのは記憶に新しいところだと思います。
労働者を使い倒し、株主配当、役員報酬、内部留保は劇的に増え、国民はどんどん貧しくなりました。カイカクの成果です。