そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

司法も民意も関係なく原発推進を止めない安倍晋三

2020-01-19 | 原発と再生可能エネルギー

四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを山口県の住民が求めた仮処分申し立てで、広島高裁は、運転してはならないとする決定を出した。森一岳裁判長は、原発付近に活断層がないとした四電の調査は不十分で、阿蘇山の大規模噴火時の想定も過小評価だと判断した。原発の運転を差し止めた司法判断は、福島第一原発事故後は5件目であるが、高裁では2件目となる。3号機は定期検査で運転を停止中で、仮処分はただちに法的拘束力を持つ。今後の司法手続きで覆らない限り、定期検査を終えても運転できないことになる。
四国電力は「到底承服できず、速やかに不服申し立ての手続きを行う」とするコメントを出している。
この判決に対して、菅官坊長官は、「本件は民事手続きであり、国は直接の当事者でないことからコメントは差し控える」と、シャーシャーと述べた。不都合な事実に関しては、なかったことにするこれまでの政府の方針を踏襲した形である。安倍政権の方針が覆されていることについては、何の思いもないというのであろう。
辺野古新基地建設についての沖縄県民投票では7割以上が反対の意思を示した。そんなことは安倍政権にとって全くお構いなしである。
桜を見る会の名簿の廃棄いたっては、もっと強権的である。国が功績を認めて参加していただいた国民を、個人情報だとするのは失敬千万である。公表して末永く称えなければならない人たちである。廃棄し一部公表したものも改ざんしていた。徹底的に探すべきであるが、菅官坊長官は探す気がないという。多くの調査では8割が政権の方針に疑義を持っているが、全く意に介さない。
安倍晋三にとって、司法も民意も倫理観さえも全く関係ない。政治的欲望の発露があるだけである。憲法についても論議はない。古いと悪口を言ってただ改正するというだけである。原発は日本会議の主張するプルトニュウムの存在が背景にある、再稼働容認を安倍晋三は主張し続けるであろう。

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2 コメント

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コッカイ予報 (ノブ)
2020-01-20 09:55:42
2020年1月20日午前9時現在のコッカイ予報

多分安倍晋三は衆議院冒頭解散に踏み切るでしょう。
結果大勝利を目論む予定。
データ上選挙でも騙し討ちをかけてくるでしょう。
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デモクラシー・ウォーズ (はてな)
2020-01-21 08:23:12
はるか昔、遠い銀河系での物語。
宇宙では100年に渡るデモクラシー闘争が続いていた。

そのひとつの戦いの中で、広島高裁が伊方原発運転差し止めの判決を出した。
これについてデススターを指揮するガースー総督は「高い独立性を有する原子力規制委員会が科学的、技術的に審査し、世界で最も厳しいレベルの新規制基準に適合すると判断した原子力発電所について、その判断を尊重して再稼働を進めていきたい」とコメントしたのだ。

自分に都合の悪い意見は全て一方的に踏み潰し破壊する帝国があえてこうコメントしたということは、恐ろしい事実を改めて明らかにしている。
それはこの言葉が、原子力規制委員会が「高い独立性」どころか、完全に帝国の支配下にあることを意味するからである。

しかし今回の判決は、司法はとりあえず高裁までは独立性を守っていることを証明した。
女性ジェダイの一人、シオリ・イトーの勝利もまだ地裁のレベルだが、このことによりダース・シンゾーによる暗黒支配は、銀河の末端までは届いていない事実が判明したのだ。
ただ賞金稼ぎのレイパー・ヤマグチは刑事裁判での不起訴に加え、今回の敗北についてもすでに控訴手続きをとっている。
今後共和国の基本である権力の分立が、果たして最高裁でも存在しているのかが試されるのだ。

3代に渡って悪の帝国支配を続けるダース・シンゾーと日本民主主義の闘いを描く「デモクラシー・ウォーズ」。
レジスタンス勢力であったはずのエダノンらが裏切る中、果たして民主主義に調和は訪れるのか。ジェダイマスター、タロウ・ヤマモトはいかに闘うのか。スリーパー有権者たちはいつ目覚めるのか。
1億2千万人の自由と生命、財産を賭けた壮大な戦記物語エピソード「3権分立の夜明け」、近日公開!。
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