そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

赤木メモの存在を一転して認めた財務省、それにしても汚い緊急事態延長騒ぎに便乗とは

2021-05-06 | 森友・加計問題

森友学園への国有地売却に関する決裁文書の改ざんを命じられた、財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さんが2018年に自殺に追い込まれた。上の写真は自ら命を絶つ直前のものである。妻の雅子さんが国側に損害賠償を求めた訴訟で、国側は一年以上ってようやく赤木さんが改ざんの過程をまとめた文書「赤木ファイル」が存在していた、との意見書を雅子さん側に提出した。6月23日の第4回口頭弁論で提出する予定とのことである。多分相当黒塗りされたものを出すだろう。
国側がようやく存在を認めたのは、赤木さんが改ざんした経緯を時系列でまとめられた文書や、財務省理財局と近畿財務局との間で送受信されたメールやその添付資料などである。雅子さん側は昨年3月に大阪地裁に提訴し、ファイルの証拠提出を求めていたが、ようやく一年経過して認めたのである。探すのにそれほどかかるわけなどああるはずがない。隠しきれないのは最初から分かっていたはずである。認めるタイミングを模索していたのである。
今日の最大のニュース、新型コロナの東京などの緊急事態などの延長や新認定地などで大騒ぎである。物忘れの激しい日本国民のほとぼりも醒めたころである。赤木フィルの存在を認めたのである。やり方が汚い。
個人情報や第三者情報がどうのとかで、かなりの部分が黒塗りにされることが予測される。財務省のやりそうなことである。
雅子さんが、「誰を守ろうとしているのか分かりませんが、夫は守ってもらえなかった」と述べている。公務員の鏡のような夫阻止お産の無念がどこまで晴らされるか見守りたい。少なくとも麻生太郎の有罪や安倍昭恵の犯罪性が明らかになることを期待したい。下っ端の当事者が自死した事件で、上司が無罪になることはない。あってはならない。

コメント (2)
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