北海道知事選挙は原発推進派とカジノ(日本は民法で禁止されている賭博を金もうけのためにやらせる施設)を認め、鉄路をなくすとする候補が当選した。当選した鈴木直道氏は正面から道民に不利になる主張したのではない。
沖縄知事選挙でも与党の推薦する候補が、最大の争点となる辺野古基地の問題は封印したのと酷似する。北海道でも与党推薦候補は、上記の三点は封印したままであった。判断ができなかったといった方が正確であろうが、明確にしなかったのは結局は与党の差し金通りにすることになる。
この中で最も地方のあり方を象徴するのがJRである。最近こんなことがあった。釧路から根室までの花咲線の典型的な赤字路線線であるが、何しろ沿線の風景が素晴らしい。夏などは鉄道フアン垂涎の路線である。その宣伝のプロモーションビデオ制作の資金を募ったところ、数千万円集まるかと思っていたようであるが、3億円も集まったのである。今なおその金額は増えている。地方の現状と打開策を暗示させる出来事である。
カルロス・ゴーンが簡単に赤字工場と高値が付いた土地を売りさばいて経営を好転させたのに酷似するのが、自民党の地方の切り捨て政策である。
北海道のようなへき地は、政治的に的確な判断をしなければ、地方の都市に人口が集まり、さらにその人口は道都の札幌に集中してしまう。現在そうした動きを着々と進んでいるのである。当選した与党推薦の知事は、その判断を中央に委ねるというのである。が、秘境駅と名指しされて喜んでいるへき地は、自らに解決策を持つことはない。へき地は自らの命運すらしっかりとした意識が弱いのである。
地方の首長や農協や企業は中央からもたらされるお金を期待する。結果一時の収入があるだけで、産業が育成されるわけでもなければ振興され鵜わけでもない。
黙々と働くのが開拓地北海道を切り開いてきたといえる。カジノはそうした勤労の美徳を削ぐものである。民法でも賭博は禁止されていて、パチンコや競輪や競馬なども規制が強く、かけ事ではないとすることでお金の流れがないように仕組まれている。メリットがるとする表現は誤りで、金が儲かる場合があると表現すべきであろう。しかし賭け事に損得はあっても、賭場は絶対依存はしない。
カジノは北海道のイメージをないがしろにしかねない。ハワイにはカジノはないが、シンガポールや香港にはある。カジノの開設はう北海道への憧れを削ぐことにもなる。
泊原発には活断層があることが判明した。規制委員会が正常に機能すればという前提はあるが、泊原発の再稼働の見込みはない。早期に再生可能エネルギーに転換すべきである。そうした時期に来ているが、原発再稼働に判断すらできないのは、国交省出自の前知事の指示であろうが、早期に離脱をすべきである。
投票率がこれまでで最も低く、無投票当選地区が最も多かったことも、象徴的である。北海道民は自らの頭脳で志向することなく、自らの手足を動かそうとしなくなった。かつての開拓者の気骨が消えつつあるかに見えるのである。
北海道は自らの未来を放棄したかに見える今回の知事選挙の結果といえる。
沖縄知事選挙でも与党の推薦する候補が、最大の争点となる辺野古基地の問題は封印したのと酷似する。北海道でも与党推薦候補は、上記の三点は封印したままであった。判断ができなかったといった方が正確であろうが、明確にしなかったのは結局は与党の差し金通りにすることになる。
この中で最も地方のあり方を象徴するのがJRである。最近こんなことがあった。釧路から根室までの花咲線の典型的な赤字路線線であるが、何しろ沿線の風景が素晴らしい。夏などは鉄道フアン垂涎の路線である。その宣伝のプロモーションビデオ制作の資金を募ったところ、数千万円集まるかと思っていたようであるが、3億円も集まったのである。今なおその金額は増えている。地方の現状と打開策を暗示させる出来事である。
カルロス・ゴーンが簡単に赤字工場と高値が付いた土地を売りさばいて経営を好転させたのに酷似するのが、自民党の地方の切り捨て政策である。
北海道のようなへき地は、政治的に的確な判断をしなければ、地方の都市に人口が集まり、さらにその人口は道都の札幌に集中してしまう。現在そうした動きを着々と進んでいるのである。当選した与党推薦の知事は、その判断を中央に委ねるというのである。が、秘境駅と名指しされて喜んでいるへき地は、自らに解決策を持つことはない。へき地は自らの命運すらしっかりとした意識が弱いのである。
地方の首長や農協や企業は中央からもたらされるお金を期待する。結果一時の収入があるだけで、産業が育成されるわけでもなければ振興され鵜わけでもない。
黙々と働くのが開拓地北海道を切り開いてきたといえる。カジノはそうした勤労の美徳を削ぐものである。民法でも賭博は禁止されていて、パチンコや競輪や競馬なども規制が強く、かけ事ではないとすることでお金の流れがないように仕組まれている。メリットがるとする表現は誤りで、金が儲かる場合があると表現すべきであろう。しかし賭け事に損得はあっても、賭場は絶対依存はしない。
カジノは北海道のイメージをないがしろにしかねない。ハワイにはカジノはないが、シンガポールや香港にはある。カジノの開設はう北海道への憧れを削ぐことにもなる。
泊原発には活断層があることが判明した。規制委員会が正常に機能すればという前提はあるが、泊原発の再稼働の見込みはない。早期に再生可能エネルギーに転換すべきである。そうした時期に来ているが、原発再稼働に判断すらできないのは、国交省出自の前知事の指示であろうが、早期に離脱をすべきである。
投票率がこれまでで最も低く、無投票当選地区が最も多かったことも、象徴的である。北海道民は自らの頭脳で志向することなく、自らの手足を動かそうとしなくなった。かつての開拓者の気骨が消えつつあるかに見えるのである。
北海道は自らの未来を放棄したかに見える今回の知事選挙の結果といえる。