そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安田純平氏の帰還を喜ぶ

2018-10-25 | 中東
シリアで拘束されていた、フリージャーナリストの安田純平氏が無事解放された。かなりやつれているが、元気そうでそれは良かったという思いである。眼力は失っていないし、日本語をあまりしゃべらなかったのでと言いながらも、発言にブレがない。拘束の身でありながら、「Danko6446 BujiKelog」即ち、「断固無視しろ 無事帰ると」と書いた気概は失われていない。
シリア北部の反政府勢力かかつてのIS系の組織に拘束されていたようである。3年間は拘束組織が変わらなかったようであるが、最大の問題は誰が身代金を払ったかである。
一つの可能性としては、カタールが支払ったという事である。トルコの友好国であるカタールは、サウジアラビアから国交を断絶されている。唯一支えているのが、トルコである。安田氏を拘束していた武装組織は親トルコ派である。カタールが身代金を払う可能性は、トルコへの恩返しと武装勢力への支援という意味あいが強く、カタールが払った可能性が最も強い。
極めて低い可能性であるが、日本政府がカタールの支払いを肩代わりした可能性である。法外な金額になる可能性と、これまでの日本政府の中東政策からその可能性は低いであろうし、安倍政権なら誇張した自慢話が出てくるであろう。まずないだろう。手をこまねいていたというのが現実だろう。
安田氏は解放後「監禁生活は地獄であった。今日も返されないと思うと、自分をコントロールできなくなってくる。」と述べている。国境前武装勢力が運び、トルコ製粉引き渡されている。トルコ政府との関係が強いことが示唆される。このことについて安田氏は、「日本政府に引き渡され、日本政府が動いたと思われるのを避けたかった。」とも述べている。この言葉はネットで確認できたが、テレビでは削除されていた。
安倍晋三のお馬鹿で無神経な発言で拘束斬首された、湯川遥菜さんと後藤健二さんの記憶がよみがえる。安田氏の解放を喜びたい。
コメント (1)
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