
「政治にとって、国民の生活など関係ない」と、言い放ったウルトラ右翼の稲田朋美であるが、政治は第一義に考えるべきである。現政権はその指標を、株価やデフレ脱却こそ第一と考える。
古くからあるエンゲル係数はとても解りやすい。豊かな時代には忘れ去られていた指標であるが、格差が広がり貧困層が増えてきたことによって、とても解りやすい指標を示してくれる。
上の表は昨年までの15年間の、一月当たりの支出とエンゲル係数の推移である。アベノミクスが始まったら急上昇しているのが良く判る。赤い折れ線が推移で、右の数字がエンゲル係数であるが今や、25%にもなっている。別の分析だと35%にもなっているとする資料もある。
これはアベノミクスの破たんを表しているといえる。別の見方をすれば、貧困層を置いてきぼりにして、富裕層が豊かにする政策として、成功しているといえるのである。