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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

エンゲル係数こそ国民の生活の指標である

2016-08-21 | アベノミクス
エンゲル係数とは全支出に対する、食料に使った金額の比率である。誰もが食べなければ生きていけない。最小限の食べ物は必要であるからである。裕福な家庭では、これがとても低くなる。貧しいと全てをはたいて食べ物を買わなければならない。
「政治にとって、国民の生活など関係ない」と、言い放ったウルトラ右翼の稲田朋美であるが、政治は第一義に考えるべきである。現政権はその指標を、株価やデフレ脱却こそ第一と考える。
古くからあるエンゲル係数はとても解りやすい。豊かな時代には忘れ去られていた指標であるが、格差が広がり貧困層が増えてきたことによって、とても解りやすい指標を示してくれる。
上の表は昨年までの15年間の、一月当たりの支出とエンゲル係数の推移である。アベノミクスが始まったら急上昇しているのが良く判る。赤い折れ線が推移で、右の数字がエンゲル係数であるが今や、25%にもなっている。別の分析だと35%にもなっているとする資料もある。
これはアベノミクスの破たんを表しているといえる。別の見方をすれば、貧困層を置いてきぼりにして、富裕層が豊かにする政策として、成功しているといえるのである。
コメント (1)
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