そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

人の思いが解る?

2009-04-01 | 政治と金

以前事務所の女性に、「私がお尻触ったらセクハラになるか?」と聞いたことがある。妙齢の彼女は即座に「当ったり前でしょ!」と一喝された。それじゃと「キムタクが触ったらどうだ?」と畳みかけてみた。すると

「ぜんぜん構わない」、セクハラにもならないと言うのである。更に、胸まで触らせてあれても良いと、嬉々として答えてくれた。俺とキムタクと何処が違うと聞くと、「ぜ~んぜん違う」と、平然と 答えられた。妙に納得したが、今でも思い出すと頭にくる。主観とはこんな程度のことである。

昨日”念じると動く”機械が発表された。本田技研の子会社である、国際電気通Photo信基礎研究所と島津製作所の共同開発だそうである。頭に機械をつけて、脳波を読みとるそうである。これを、本田が開発したロボットのアシモくんが理解して行動するそうである。

障害者には朗報である。治療や介護にも役立つ。事前に行動パターン脳波を、理解させなければならないとのことである。またじっと念じることが不得意な人や、優柔不断の人は不向きだそうである。現総理には向かないと思うが、良いことばかりとは思えない。

人の思いを機械が読みとる?即座に検察庁が使うのでないかと思ったりする。うそ発見器などは最近は話題に上らないが、これはそれ以上である。なにしろ思っていることが解るのである。捜査に利用できないかと思う人たちがいるはずである。

思想統制などに使われるような時代ではないと思われるが、人の思いを機械化することにはどうも抵抗がある。恋愛などの人への感情は、脳波だけではないはずである。見た目などの直感や、その場の雰囲気や、それまでの諸々経緯などのことが絡んでの思いの筈である。

思いや見た目の統制して、誰もがキムタク化しても、女性はお尻を触らせてくれるだろうか?恋愛感情を知りたくなると測定され、「彼方の私への想いはこの程度だったのね」と言われかねない。しかし、やがて科学は人の思いまで統制して、数字化する時代になるのかもしれない。

コメント (1)
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