○ 雲虎(7-0)
きのう、毛呂乃様に叱り飛ばされたことがよほど腹にすえかねたのか、「大日本毛呂乃教は毛呂乃の金欠対策のためにつくられた、ただの金集め団体」との暴言を吐く雲虎。報道陣からは「そんなことを言ったら毛呂乃様のたたりがおそろしい」との声もきかれたが、けさの取組はいつも以上に力強いまらずもうで文句なしの快勝。毛呂乃様がたたりを起さなかったことについては、「さすが、毛呂乃様はあのような暴言ですら受け入れてしまうほど、懐が深く偉大なお方だ」「いや、毛呂乃様にもともと他人の勃起を左右する力なんてなかったんだ」など、さまざまに取りざたされている。
○毛呂乃(7-0)
「ご神体が信者のために起きても、迷える信者の目が覚めておらず、ありがたみがわからない、そんなときあるよね。毛呂乃教はまさにそれ」と、理解の浅い信者にやや悲しそうな毛呂乃。四日目の御本尊開帳日も知らず、当然出雲に集まるはずの十月の予定など聞いてくるような至らない信者・雲虎の言動が、そんな憂いを引き起こしたのだろう。昨日は「そんな無茶な質問ばかりしてると明日負かすぞ」と雲虎を叱りつけたが、下半身についたご神体は慈悲深く、怒りは一瞬だけでおさめてくださった。そのおかげで、今日もしっかりたった雲虎。雲虎が力強く勝ったそのタイミングにあわせ、まったく同じようにまらを立てて見せてた毛呂乃。どう見ても雲虎の豪快な相撲は自分がコントロールしてやっているというのに、雲虎はその力を理解していないようだ。
○ 摩羅の川(6-1)
「久々に連続で地震が起きて驚きました」と語る摩羅の川。朝方の1回目の地震では不意を突かれ半勃ちだった相棒だが、2回目の地震で目覚めた時には立派な勃起を披露。3回目の地震ではパンツから飛び出すほど力強い勃起を見せて6勝目。「1回目の立ち合いに課題が残りますね。間違い電話の際にもそうでしたが、不意を突かれたときにどう勝つか、それを相棒と考えていきたいです」と珍しく真剣な顔をしていた。
○ 玉椿(4-3)
「昨夜は一雨降ってだいぶ涼しかったからねえ。庭の朝顔も元気に咲いたし、わしのまらも快調だったよ」とうれしそうな玉椿。これでようやく白星先行。「ようやくスランプ脱出ですね?」との質問には「うーん、それはまだわからんね」
○ 汚痔の山(6-1)
調子が下がり気味の汚痔の山。ベッドでは勝利を決めることができずフローリングの床に移動してなんとか勝ちを拾った。記者席からの「大関を狙うならここは一発で決めるのが形だよね」という声に、本人も「先週の好調が嘘のようです」。
○ 月乃猫(1-6)
ゆうべは夜勤だったという月乃猫。報道陣からは、この大スランプ状態の上に生活サイクルまで狂ってしまうのか、と悲観的な声が多くきかれるなか、ひさびさに豪快なまらずもうを見せて快勝。先場所からの連敗記録を9でストップさせた。「新しい夜勤先の仮眠室には男女が激しくぶつかりあう様が描かれた本がいっぱいあり、それを見てまらには力がみなぎるものの、さすがに職場なので稽古するわけにもいかず、悶々とした状態だった」と大一番を振り返り、結果的には、エロ本を見て抜かずに寝る作戦が功を奏した形となった。ただ、今後もこの作戦を使うかについては「これだと稽古できなくなってしまうのでそれが問題ですね」とやや否定的。
● 蒼狼(3-4)
半立ちの蒼狼。「半立ちは負けです、と私は言いましたから」と飄々とした態度には、「日本人以上にまらずもう精神をよく理解している」との賞賛の声。
○ 飛埒王(3-4)
「立ち会いから一方的な展開で圧勝と思ったら、それもそのはず。ノーパンでした。昨夜疲れてて、記憶がないのです・・・。もしかしたら、今場所黒星先行しているから、教祖が脱がしてくれたのかもしれません・・・」と、毛呂乃様の特別なご配慮にも、ありがたいような、迷惑なような、複雑な表情。