さろんのこと

今日、名もなく貧しく美しくの映画会をしました。私は題名だけ知っていましたが内容を知りませんでした。終わりがハッピーエンドでないのですね。見た皆さんも「久しぶりに泣けた」私も涙腺がしまらず涙が出て困りました。でも障害を持ちながら一生懸命に生きる主人公夫婦の愛を見て、Ｂさん「Ａさんとこはいつも二人で仲が良いけど、歩けない人がいたら大変よ」とご自分の家庭を話され聞くほどに、私と一緒で勝気なんだ。頑張って、がんばって生きて来られたＢさんの若いときを想像していました。映画がきっかけで家の話や、介護保険の話まで話題は広がっていきました。
ところで、もう一人参加されたＯさんは一人暮らしで身の回りを清潔にするというのに疎い方で、以前気になることがあったので、ご近所の方に聞きましたら、「Ｏさんが来たら出るように言ってください」と今まで心配していろいろ世話をされていたことも話して帰へって行かれました。今日、私はそのことで悩みました。「帰ってください」と言うのは簡単ですが、誰でも集える場所として開いているさろんの限界に気づき、人のする姑息さに思い至りました。会員にお願いして「もし来られるのなら、服をプレゼントしていい？」か聞いて欲しいと頼みました。会員は早速、尋ねて「心配している人がいるけれどどうしますか？少し服に気をつけて来ていただけば」と話を伝えてくださいました。今日は服装に少し気をつけてきてくださったようでホットしました。皆さんが帰られたあと、合いそうな服を少し持って帰っていただきました。いずれにしても参加くださった皆さんの寛大さに助けられた日でした。案じることなく来られる方々にお任せすればいいのだと少し賢くなりました。