高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

ペット

2005-11-03 06:26:32 | 外出介助
今日の朝日新聞にアメリカのハリケーンでペットとを飼っていた人たちの避難所への誘導が問題だったと報告が掲載されています。オーストラリアの高齢者事情を研修に誘われ行ったとき聞いたのもペットでした。それは、見学した所の一人暮らしの高齢者は緊急用に首に合図を送るようペンダントのようなものを掛け、緊急時ボタンを押すと24時間態勢ですぐに駆けつけるようになっていると説明がありました。掛けている本人も「これで安心」と話されていました。それなのに、あるとき床に倒れて朝までヘルパーさんの来るのを待ったと言われるのです。「なぜ?」とお聞きしましたら「このこがいるから。私が入院したら見る人がいなくなるから」と膝に抱いた犬をなでておられるのでした。また、私たちの事務所でも、「私が寝込んだとき手伝ってくれない?」と言われ、「夏に病院に行ったら骨折していると分かり、入院を勧められたが、通院で6ヶ月もかかって直した。猫を飼っているので見る人もいないから可哀想」。特に、お年寄りにとってペットは孤独を救ってくれる相棒であり、私を必要としている。世話をするものがある方には生きがになっているのだと気づかされました。私たちから見たら犬、猫ですが、一人ひとりの事情によって大きな違いがあり、心に寄り添うには、重く受け止めることも求められているのだと改めて認識さされたことでした。