啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「茶筅供養」

2016-09-07 15:50:56 | その他
 茶筅は大切な茶道具。茶を点てるための道具であり、かつ消耗品。茶筅は竹でつくられているが、回数を重ねて使えば、穂先が折れて使えない。そこで、そのようなお茶筅を感謝の気持ちを込めて、焚きあげを行う。これが、茶筅供養。高崎、成田山で執り行われたのは、5日の事。お菓子、お茶がふるまわれたのち、住職による法話“莫妄想”(まくもうぞう)。当方、仏教用語は、ほとんど無知に等しい。人間は、あれやこれやと思い悩み、他人と比較して劣等感に悩むことがある。人間は、未来がわからないから煩悩や苦しみが生まれる。しかし、そんな事いくらかんがえても仕方ない事。大事なのは、自分が今やるべき事を一生懸命にやりぬくことが大切だ。と、要約すれば、こんな内容だったかと記憶する。要は、“妄想することなかれ”。“莫妄想”、心にとめておきたい言葉。
 ところで、茶筅は茶筌とも記す。一般的に、“筅”の文字を使っているようだが、私は意識的に“筌”の文字を使っている。細い竹を、八十本、百本、あるいはそれ以上に、細かくさいて、全身全霊をかけ、穂を作っていることを思えば、職人さんは、“竹が全て”と思うのではないかと考えた。
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