啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「タテヤマリンドウ」と今年も見つからなかった「ハルリンドウ」

2012-06-16 09:12:21 | 山野草

春に咲くリンドウ。フデリンドウ、コケリンドウ、ハルリンドウ、タテヤマリンドウを知っている。この中で、ハルリンドウは見たことがない。正確に言うと“自生しているものを写真に撮ったことがない”。実は、今日載っているハルリンドウは農協のグリーンセンターで販売しているものを,買わないで写真だけ撮ったもの。二ツ岳で出会った博学の教え好きな方から「赤城自然園に咲いている」と聞いた。自然園に咲いているのは困る=自生の写真が欲しいというと“鈴ヶ岳”に南側から登る登山道周辺にも咲いているということ。来年こそは・・・。

「タテヤマリンドウ」はリンドウ科リンドウ属の越年草。富士見峠からアヤメ平の草原に抜けると枯れた湿原にポツリポツリと青紫の花を咲かせている。曇天や雨の日には花を開かず蕾状態とかいてあるが、霧がかかり雲っているのに花を開いている。探し続けているハルリンドウの特徴に似ていると思ったが調べてみたら“ハルリンドウの高山型変種”ということだった。高山植物。

草丈は5-15センチほど。青紫色の鮮やかな花は筒状で長さが2-3センチほど、先端には多くのクビレがある。花径は1-1・5センチほど。春の尾瀬といえどもアヤメ平には水芭蕉が殆ど見られない。ワタスゲやヒメシャクナゲが咲き始めているが、雪融け直後の主役はタテヤマリンドウだろう。木道脇の枯れた湿原で、群れて咲いているわけでもないが凛とした姿が際立っている。

フデリンドウ(上)とハルリンドウを載せてみた。フデリンドウは根小屋城址、ハルリンドウ(下)は地元農協の山野草コーナーで撮ったもの。コケリンドウっぽく見えるが名がハルリンドウとなっていた。見分け方は、来年ハルリンドウを捉えた時に!!!



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