啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「至仏山」

2011-08-25 09:00:13 | 低山歩き

10年ほど前、山歩きを始めて間もなくの頃に登った至仏山。最っと早い時期に訪ねるはずだったが、悪天候や来客などで実現しなかった。昨日(24日)、尾瀬は“曇天ながら雨が降らない”という予報を信じて強行。私には珍しく、登山口(鳩待峠)から泥除け装備でスタート。ところが、快晴に近い好天気に恵まれ大展望をゲット。夏の花の季節は終わりかけていたが“花の百名山”らしく尾根沿いを飾っていた。期待??していた泥んこ道も、4年ほど前に笠ヶ岳に登った時と比べ大幅に改善され、歩きやすい。オゼソウは来年の楽しみとしよう。

「至仏山」(2228メートル)は尾瀬ヶ原の西端にある。鳩待峠から直接登るコース(4・5キロ)を行った。駐車料が2500円と高いが、鳩待峠まで車で入れたのは嬉しかった。樹林帯を歩くが緩やかな登りで冷気が清々しい。最初に南側に上州武尊など遠望が開ける辺りは、笹の根と谷側への傾斜、泥で悩んだ記憶があるが、木道が整備され歩きやすくなっていた。

一気に樹林帯を越すとオヤマ沢田代、笹ヶ岳への分岐を分ける。快調だ。草原にはヒメシャジン、イワショウブ、コウキンカなどまだまだ夏の花が残っている。アキノキリンソウが咲き乱れるが、リンドウは未だ蕾のままだった。言葉を交わす人のほとんどが、想定以上の好天にラッキーを叫んでいた。

「小至仏山」(2162メートル)は写真を撮って通過。
         

シャジンやウメバチソウ、名前の判らない珍しい花など咲く岩だらけの尾根を30分ほど歩くと頂上に着いた。360度の展望。越後三山、日光白根、燧ケ岳や平ヶ岳など美しい姿。次第に人が増えてきたのには平行したが、片隅に陣取り、インスタントの味噌汁を沸かし昼食。コーヒーを入れて一時間近く休んでしまった。


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