啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「勉強になりました」

2018-04-19 19:01:52 | 山野草
 「ハルリンドウ」  リンドウ科
 新聞の折り込みに、フラワーパークの情報リーフレットが入っていた。例年より10日も早く、大藤が見頃をを迎えているという。当家でも例外でなく、タイムリーに花をアップしよう、と考えているうちに散ってしまった、リキュウバイやエンレイソウ。もう葉っぱしか残っていない。
 ばばちゃんメンバーの一人が、梨農家から急に受粉作業を依頼され、数日間多忙な日々だったという。そして、初めて知った受粉作業。一般的には、昆虫により受粉させるのだが、ミツバチが梨の花を好まないので、手作業により人工授粉させる。私が初めて知ったのは、その花粉のこと。綿棒のふわふわの先に、咲いている花から、次の花へと作業を繰り返して受粉させると考えていたが、違った。聞くところによると、花をたくさん集め、JAに運び、余分なものを選別し乾燥させ、花粉を採取。それを容器に入れ、人工で授粉させるというのだ。その為には、多くの花が必要で、農家によっては、花粉専門の樹木もあるとか。受粉は1回でなく複数回。”商品”になるまでには、その他大変なご苦労があるが、今年も美味しい梨を楽しみにしている。
 初夏を思わせるような晴天。庚申山の新緑はすばらしい。若葉は、人の気持ちを浄化させる力を持っているのか、すがすがしい気分。心も軽やかに散歩していると、丘の斜面に、目が覚めるようなブルーのハルリンドウ。草丈10センチにも満たないほど小さい。他の草と一緒に咲いているので、ややもすると踏まれる恐れがある。さんさんとたっぷり陽ざしをうけ、今、満開。


 庚申山の散歩道。
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