啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ツチグリ」

2016-10-16 17:26:52 | その他
 「ツチグリ」 クチベニタケ科
 えっ! ボブ・ディラン? ノーベル文学賞受賞。人種差別、ベトナム戦争に反対する歌として“風に吹かれて”は、よく聴いたし、歌いもした。いや、今、この瞬間でさえも、世界中のどこかで、誰かが歌っているのではないだろうか。歌手の受賞は、初めての事という。文学賞といえば、“本”と固定観念を持っていたが、詩や音楽で高い評価が得られ、それがノーベル文学賞という新たな1ページをなした。一若輩が、感想を述べるのは、非常に、おこがましい事であるが、素晴らしい決定と思っている。
 初めて、この物体を発見したのは、数年前。夫と林の中を散歩していた時の事。何だか奇妙な姿に、不思議な違和感を覚えた。後に、彼が調べて、ツチグリと判明。それ以来、強烈な印象故、一度見ただけで忘れることはなかった。図鑑によれば、ツチグリは、初めは、直径2〜3cmの球形だが、熟すと厚い皮が裂けて開き、星型になる。そして、内部の球形の袋があらわれる。ふくろの中には胞子が詰まっていて、穴があき、胞子をちび散らす。山の道端の地上に多く生える と記されていた。