啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「シュンラン」

2016-03-26 11:46:55 | 庭の花木
 「シュンラン」 (春蘭) ラン科
 空には、ぽっかり白い雲、そよぐ風はやや冷たいが、それでも日差しは明るく暖かい。北海道新幹線の開業のニュース。北の大地へと、旅の誘いのパンフレットが続々届く。
 たくさんの細い葉の繁みから、なにやら淡い黄色の花が咲いているのを、最近ようやく気がついた。“所狭し”と鉢いっぱいに根を広げ、濃い緑色の葉に隠れて、質素にシュンランが咲いていた。以前、夫がトキの島から持ち帰ったものだが、何も手入れしないのに、毎年花を咲かせてくれる。雑木林や乾いた斜面に生育するというが、当家では植えっぱなし。植物にも、その土地や環境に対する適応力がある、という事なのだろうか。シュンランは、春の蘭と記するように、春、いの一番に花をつけるラン、という事でついた名という。スタイルの良い葉の側面には、細いギザギザがあり、花が咲いている茎を守っているように感じる。別名、ホクロとかジジババという名もあるという。唇弁にある斑点を、顔のホクロやシミなどに見立てたらしい。ランは派手で、華やかな印象だが、シュンランはだいぶ地味目。うつむきかげんに咲いているため、正面から撮影できなかったので残念。
コメント (2)
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