啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「バイモユリ」

2016-03-20 18:31:46 | 庭の花木
「アミガサユリ」 ユリ科
 昨日は福岡で、日本一早い桜の開花。気象庁の職員が、標本木を目視で、5~6輪咲いたことを確認できれば、開花宣言するという。
 満開の桜をバックに、入学式に撮った記念写真は、4月上旬。しかし、近年は、桜以外の花も早く咲いてしまい、地球温暖化の影響を受けている、といわざるを得ない。やがて、将来には、冬から夏、そして冬へと、春と秋の季節を感じないまま、とおり過ぎてしまうのだろうか。
 正式名を、アミガサユリというのかバイモユリというのか、よくわからないが、個人的には、バイモユリと呼んでいる。冬は地下でじっと耐え、暖かくなると、一気にグングン茎を伸ばし、力強い芽生えを見せる。そして今ではもう満開。花びらは、淡い緑色で、うつむき加減。花びらの内側は、網目模様があり、これがアミガサユリの名の由来。葉は、先がクルンと巻いて可愛らしい姿。草丈、50cm位。寒さには強いが暑さは苦手。日陰か半日蔭を好むようだが、当家では、さんさんと陽を浴びている。中国原産。薬草として渡来。咳止めなどの効果あり。茶花として好まれる。