啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「申年に因んで」

2016-01-03 12:15:42 | 庭の花木
 「オモト」 ユリ科
 新年 おめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
 今年は申年。申は、十二支の九番目。方位は、西から30度南の西南西。時刻は、今の午後3時~5時の間という。動物では、猿があてられた。猿にまつわることわざといえば、猿も木から落ちる、猿真似、見ざる聞かざる言わざる、猿芝居、猿がラッキョウをむく・・・などたくさんある。県内には、猿ヶ京という地名もある。苗字、駅名など、猿の文字が含まれているのも多い。有名な“西遊記”では、猪八戒、沙悟浄と共に活躍する孫悟空は馴染みが深い。従って、動物の中でも、猿は知能が高い故、人間は昔から、深いかかわりを持っていた、という証なのだろう。
 元旦から非常に暖かく穏やかで、まるで春のような陽気。息子たちと恒例の初詣。場所は、牛臥山(吉井町)。当家から西南に見える小高い山。山頂には、ひときわ目立つ天守閣風展望台。」491mの低山ながら、関東平野を一望できる山だ。4月はさくら、6月はアジサイなど花の名所であり、時々ハイキングを楽しんだ。金毘羅神社と鐘つき堂をめざし、坂道を登って行く途中に、大きな臥牛の石像がある。少しばかり息子の姿が見えない、と思っていたら、石像の陰から「ヘビだよ~」と言いながら私の足元に、それをほおった。ギェ~ッ!。 アハッ ハッ~と笑い声。見れば、枯れた棒切れ。夫に似て、全くお茶目なヤツ。
 オモトは漢字では“万年青”。おめでたい植物として知られている。暑さ、寒さにも強く秋には真っ赤な実をつけ、葉も厚く根元から密生している生える。四季を通じ、葉の濃い緑とツヤのある果実が可愛らしく美しい。いかにも野鳥が好みそうな果実で、気がつけば、1つしか残っていなかった。冬になると、単調になりがちな庭に、鮮やかな実は、彩を添えてくれる。花言葉「長寿」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする