「ミカエリソウ」 シソ科
ミカエリソウ、という花を知ったのは、今からちょうど5年前、2010年、10月中旬、滋賀県の琵琶湖周辺を、夫と旅行した時のこと。今でも、この時の事は、はっきり記憶している。比叡山、西塔エリア、釈迦堂へ下る階段の左脇に、今まで見たことがない花を発見。二人で、何の花だろう、と何度も振り返りながら、階段を下っていくと、釈迦堂の庭を清めている尼さんに出会った。夫がすぐに、花の名前を尋ねると、“ミカエリソウ”と教えてくださった。とても素敵な名前なので、忘れることはなかったが、それ以後、その花に出会うことはなかった。しかし、最近、知人宅のお庭を拝見したら・・・何と、ミカエリソウが!早速、少し分けて頂き、今回のアップとなった。ミカエリソウは、本州の西部に分布し、湿った日陰の林のヘリを好むようだ。どうりで、関東では、見かけないはずだ。和名、見返り草。美しい花なので、人が見かえる、という事からの命名。“草”という文字がついているが、幹をみれば、明らかに木。そして、どうした事か、虫たちは、この葉っぱが大好物。しかし、茶花に使えば、虫食いの葉も、なかなか風情があるというものだ。
思い出深い花であり、乾燥した当家で、来年も美しい花を咲かせてくれる事を祈り、大切にしたい。
ミカエリソウ、という花を知ったのは、今からちょうど5年前、2010年、10月中旬、滋賀県の琵琶湖周辺を、夫と旅行した時のこと。今でも、この時の事は、はっきり記憶している。比叡山、西塔エリア、釈迦堂へ下る階段の左脇に、今まで見たことがない花を発見。二人で、何の花だろう、と何度も振り返りながら、階段を下っていくと、釈迦堂の庭を清めている尼さんに出会った。夫がすぐに、花の名前を尋ねると、“ミカエリソウ”と教えてくださった。とても素敵な名前なので、忘れることはなかったが、それ以後、その花に出会うことはなかった。しかし、最近、知人宅のお庭を拝見したら・・・何と、ミカエリソウが!早速、少し分けて頂き、今回のアップとなった。ミカエリソウは、本州の西部に分布し、湿った日陰の林のヘリを好むようだ。どうりで、関東では、見かけないはずだ。和名、見返り草。美しい花なので、人が見かえる、という事からの命名。“草”という文字がついているが、幹をみれば、明らかに木。そして、どうした事か、虫たちは、この葉っぱが大好物。しかし、茶花に使えば、虫食いの葉も、なかなか風情があるというものだ。
思い出深い花であり、乾燥した当家で、来年も美しい花を咲かせてくれる事を祈り、大切にしたい。