気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

『フェルメールからのラブレター展』

2011年12月10日 20時12分59秒 | 日々の出来事
 来週12日で終わってしまう『フェルメールからのラブレター展』に行って来ましたが,平日にもかかわらず凄い人出で,明日の日曜日などは,どの位の人出なのでしょうか,きっと駐車場に車が停められないくらいになるんでしょうね。

 17世紀オランダ絵画を代表する画家の「ヨハネス・フェルメール」の現存する作品が30数点しかなく,その中から手紙をテーマにした3点が今回の展覧会に展示されていますが,「手紙を読む青衣の女」は,修復後,本国オランダより先駆けてこの日本で世界初公開されているそうです。

 「手紙を書く女と召使い」は,窓辺から射す柔らかい光と部屋の中の明暗を絶妙な色合いとタッチで描いていて,写真やテレビで見るのとは違った色合いに見え,見るか角度でも違った感じに見えました。

 「手紙を読む青衣の女」は,‘フェルメール・ブルー'とも言われる青色が服や椅子の背もたれに使われていて,また,人物の背後に飾られている世界地図も印象的でした。

 「手紙を書く女」は,可愛い黄色の服を着た女性が,カメラ目線で絵を見る者を見ている感じで,絶妙な光と陰を描いていて,優しく柔らかい感じの絵になっている気がしました。

 展覧会を見終え,外に出ると,自転車とリアカーに何かが乗っているものが有り,聞いてみると「リアカーメラ」というピンホールカメラの原理で,箱の中にはいると手元にある白い板に周りの景色が写るもので,実際には自転車で動きながら見ることが出来るそうですが,今回は動かないまま360℃屋根の上あるカメラと,鏡により映し出される景色は不思議で幻想的でした。

 『フェルメールからのラブレター展』のポスター(手紙を書く女)


 『フェルメールからのラブレター展』のポスター(手紙を読む青衣の女)


 ポストカード(左上「手紙を書く女と召使い」,左右「手紙を読む青衣の女」,下「手紙を書く女」)


 リアカーメラ(その1)


 リアカーメラ(その2)


 美術館の西側にあったので初めて見た女性像