しまね農林水産情報

島根県庁農林水産総務のブログ!
“しまねの農林水産業のこと応援しちゃおうかな~”と、思っていただきたくて開設しています

とろけるような旨み!

2011年02月07日 | 水産業
                   《写真:メバル 水産技術センターHPより》




1月日のブログで
“旬魚シリーズ”「メバル」についての
「松江水産事務所○○氏の“つぶやき”」を、
ご紹介しましたが、

水産技術センターホームページ
「島根のさかな」に掲載されている、
メバルに関する話題もご紹介します。


■メバル(メバル、ウスメバル)

メバルという名前の由来は、
眼が体に比べて大きく、
飛び出しそうなほど丸くパッチリし、
張り出ていることからきています。

メバル類の仲間は種類が多く、
メバル、ウスメバル、
トゴットメバル、ハツメなど、
ざっと数えても30種類にのぼります。

 
    《写真:ウスメバル 水産技術センターHPより》

生息水深は数mの藻場から
150mくらいまでの岩礁域に棲み、
海底より少し上方で群れを作っています。

島根県では生息水深の違いから
沿岸域に生息するメバルを「灘メバル」、
やや沖合域に生息するウスメバルや
トゴットメバルを「沖メバル」と呼んでいます。

従って、防波堤での魚釣りでは「沖メバル」に
お目にかかることはまずありません。

メバル類は起伏のある岩礁に棲むため、
一度に大量に獲ることは難しい魚です。

島根県ではメバル・カサゴ類は
釣・はえ縄による漁獲が最も多く、
全体の70%はこの漁法によるもので、
次いで刺し網が20%を占めています。

メバル類は、魚類では珍しく、
卵ではなくて仔魚を産みます。

産み出された仔魚は、
約1ヶ月間浮遊生活を送った後、
流れ藻に付きながら成長します。

5cmくらいになると、
流れ藻から離れて
海底の岩場に移り
棲みつくようになります。

メバルは天候に敏感な魚といわれ、

これを釣る場合は、
一に天候、ニに船頭、三に仕掛け
といわれ、

「めばる凪」と呼ばれるくらい
波が穏やかな日が最適とされています。

メバルはあまり神経質な魚ではないようで、
群れに当ると針の数だけ釣れるのが魅力で、
初心者にも良く釣れる魚でもあります。

メバル類はいつ食べても美味しく、
身は白く適度な弾力があってしまっており、
味は淡白です。

特に冬から春にかけては脂がのり、
口の中でとろけるような旨みがあります。

煮付け、刺身、塩焼き、唐揚げ、味噌汁
などに調理されますが、
身離れがよいために煮付けが一般的です。

以上、水産技術センターのホームページから、一部ご紹介しました。

詳しくはコチラにアクセスしてみてください
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/shinkou/umi_sakana/sakana/2/2-42.html
(島根のさかな メバル)




地産地消&食育活動 (^_^)/~  「益田青果買受人組合」

2011年02月06日 | 農業




農林水産業で頑張っている
リーダーの知事表彰について
1月17日のブログ
でお知らせしましたが、
受賞された皆さんを
順次、ご紹介しています。
 
 6人目は 益田青果買受人組合長 大羽博士さん (益田市須子町)です。


         表彰される大羽さん

益田青果買受人組合は
生産者・買受人・JA西いわみ・市場で組織される
「地産地消ネット西いわみ」
の構成団体として、

地産地消フェアの開催や
学校給食等への地元食材の斡旋・調整など、
地産地消の推進に積極的に取り組まれてきました。

組合内の様々なニーズを調整して
予約相対取引を拡大するなど、
圏域の青果物流通の円滑化に貢献するとともに、

地元農産物の安定供給、
市場価格安定に努めています。

また学校給食や保育所、病院などへ
地元産の食材を安定供給するだけでなく、
栽培する農家の苦労や
美味しい食べ方などの出前講座を
事業所で開催するなどの
食育活動も併せ行っています。


        地産地消フェアの様子

また「農業者が元気になるように!」をモットーに、
地元農産物や食育などについて
マスコミを活用した広報活動や
アムスメロンの贈答販売、

地元産品コーナーの設置や表示の徹底などを行う
「しまね・ふるさと食の日」実施協力店などとして、
地元農産物のPR活動を熱心に行っています。

このように地域の生産者と
消費者を結ぶ架け橋として、
西いわみ農産物の有利販売プロジェクト推進に
大きく貢献されています。


         大羽組合長

炭火で焼牡蠣

2011年02月05日 | イベント情報


  浜田の海山の幸×広島の牡蠣
ひろしま牡蠣小屋が浜田にやってくる


   ■と き 2月6日(日) 11:00~15:00
   ■ところ 浜田駅前銀天街(どんちっちタウン)
         (歩行者天国10:00~17:00)



先月の22・23日には、
広島の新春を代表するイベントとして定着した
“島根ふるさとフェア” が
広島県立総合体育館(グリーンアリーナ)
などを会場として開催されましたが、

明日2月6日(日)、浜田市では、
島根県と広島県の民間交流事業として、
広島市宇品から牡蠣(カキ)小屋
(オイスターロード)がそっくりそのまま
浜田駅前銀天街に出現します!


(画像クリックで拡大)

殻付き牡蠣を1㎏(13~15個程度)を
1,000円の格安価格で購入
そのまま小屋の中の炭火焼きで食べちゃいます!

地元浜田の鮮魚や有機野菜など特産品も多数販売!
買ったお魚を牡蠣と一緒に焼いて食べてもOK!

石見神楽の上演やプレゼント企画など
お楽しみが盛りだくさん

みんなで行ってみよう!

【三大特典】
  11:00~ 先着200名様に牡蠣小屋で使える500円券プレゼント!
  12:00~ 先着200名様に甘酒プレゼント!
  13:00~ 先着200名様にあん餅プレゼント!

詳細はこちらのサイトをご覧ください
http://www.all-iwami.com/modules/event/index.php?page=article&storyid=151

“里山自然塾” ロウソクをつくろう!

2011年02月04日 | イベント情報


    第10回 “里山自然塾”
  ~ハゼの実で和ロウソクをつくろう!~


 ■と き:平成23年2月20日(日) 10時~15時
 ■ところ:松江市宍道町 ふるさと森林公園 森林学習展示館


  ※参加費:300円
  ※募集人員:20名(事前申込み必要。先着順。)     


松江市宍道町にある
島根県立“ふるさと森林公園”
を管理している島根県立緑化センターでは、

公園内の自然を活用したイベントの一環として、
“里山自然塾”を年間11回開催しています。


  (写真:林業課HPより)

“里山自然塾”の運営、実施については
NPO法人もりふれ倶楽部へお願いしていますが、
2月20日(日)は、
第10回講座「ハゼの実で和ロウソクをつくろう!」
が開催されます。

和ロウソクについて学び、
実際にハゼの実からロウをとり、
ロウソクが出来るまでの工程を体験します。

和ロウソクは1人1本作り、
お持ち帰りいただきます。

興味のある方はぜひご参加ください。
                    

お問い合わせ、お申し込みは、
NPO法人もりふれ倶楽部(ふるさと森林公園学習展示館内)までお願いします。
 TEL 0852-66-3586 HP:http://www.morifure.jp/


昨年の様子がコチラからご覧いただけます
http://www.tmblog.jp/1035_2008083023134224045_0_0_2010_2_3_0.html#1(もりふれ倶楽部ブログ「もりふれ日記」:H21第10回講座 花炭とハゼのロウづくり)


※今年度最後となる
第11回講座「炭焼きを学び竹炭と花炭(飾り炭)をつくろう!」は
3月13日(日)に開催されます。
詳細は「もりふれ倶楽部」へお問い合せください。


“あゆ” ヤッパリ違う!

2011年02月03日 | 水産業


しまねの農林水産業・農山漁村の応援団の方(サポーターさん)から、
2月1日のブログ「“あゆ”復活」の記事に関して
投稿をいただきましたのでご紹介します。


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〔投稿〕
鮎、天然ものは
小ぶりで引き締まって、
香りも良い。

とかく
養殖鮎になれている者にとっては
小さくて
食すまでには
物足りなく思っても、

ヤッパリ違うんです。

貴重な資源です。

いいお話ができますように。

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以上、しんじこさんから投稿いただいたコメントです。


コメントありがとうございました。

石油などと違って、
天然アユは自然界で再生産するので、
上手に利用すれば
ずっと利用できる貴重な資源です。

広島、島根の両県にまたがって流れている
江の川を再び「豊かな川」にするためには

島根県側だけでなく広島県側も含めた、
行政や漁協が協力して
天然遡上アユの増加に
取り組んでいくことが必要です。

さて、島根のアユはどのような
状況におかれているのでしょうか?

島根県には江の川以外にも、
斐伊川、神戸川、八戸川、
周布川、三隅川、高津川
と多くの大きな川が流れています。

昭和51 年には、県内各河川合計で
700 トンのアユを水揚げし、
全国でも有数の地位を占めていました。

アユ独特の“スイカの匂い”がたちこめていた
かつての島根の「豊かな川」は
まさに島根の宝でした。

しかし、近年では水揚量は
およそ200 トンに低迷し、
時に100 トンほどに落ち込む年もあります。

各河川の漁協も、
このような状況になる前から、
資源量を増やしていくために
アユの種苗放流を続けてきました。

しかしながら放流数に反比例するように
漁獲量は減少の一途を辿り、

放せどもアユは増えず、
どの河川でも天然遡上アユは減る一方。

努力の甲斐無く、
川は確実に豊かさを失いつつある状況です。

これまで、アユ資源減少の要因として、
河川および沿岸環境の悪化が
最大のものと考えられてきましたが、

近年はアユ種苗放流自体がもつ
新たな問題点についての
研究報告がされています。

「再生産が全く期待できない琵琶湖産アユ」や
「天然遡上アユに対して、

遺伝的な悪影響の怖れのある
他地域の「海産アユ」、
また
「病気にかかっている怖れのあるアユ」
の放流は、

アユの天然遡上の可能性を
低減させることにつながっている
とされています。

そのため、少なくとも今必要なのは、
病気のない、
遺伝的な悪影響を及ぼす心配のない、
確実にその川で再生産するアユ
を増やすことで、

この3つの条件を備えたアユを放流しようと
県と漁協等が協力して
取り組みを行っているところです。

またこれ以外にも、
一部の河川では産卵場の造成、
禁漁期の拡大等の取り組みも始められており、
頑張っているところです。

今回のシンポジウムでも
そこらへんの話が出るかと思います。

三次での開催ですので
なかなか行きにくいかとは思いますが、
時間がある方は是非参加してくださいね。


県内でのアユ資源復活に向けた取り組みの一部を
ホームページで紹介していますので、コチラもご覧ください。
○松江水産事務所HP:神戸川でアユ産卵場を造成http://www.pref.shimane.lg.jp/matsue_suisan/shinnkou/kandogawa_ayu.html
○浜田水産事務所HP:アユ資源復活に向けてhttp://www.pref.shimane.lg.jp/hamada_suisan/koumoku/katudousyoukai/ayusigen.html

食育フェスタ & フォーラム

2011年02月02日 | イベント情報

《画像クリックで拡大》

画像チラシのとおり、
今度の日曜日、2月6日に
浜田市主催の「第5回食育フェ スタin浜田」と
島根県主催の「食育推進フォーラム」が
併せて開催されます。

食の大切さ、健全な食生活について、
特に、食を支える地域の野菜や魚などの
農林水産物について考える機会
として
いただければ幸いです。

オープニングイベントとして
“あんこうのつるしぎり”
の実演があったり、

あじ餃子作り、米粉クッキー作り、
マイ箸作り
や試食コーナーなど、

楽しめる内容が盛りだくさんですので、
お近くの方はぜひ、
来て!見て!体験して!味わって!
みてください。

【第5回食育フェ スタin浜田】
■日時:平成23年2月6日(日曜日)10時00分~15時30分
■場所:浜田市総合福祉センター(浜田市野原町859-1)

■内容:
○食育推進キャラクター表彰式
○食育関連団体活動紹介
○幼保育園児による絵の展示
○試食、販売コーナー
○食育体験コーナー (あじ餃子作り、生活習慣・食生活診断など)

■お問い合せ先:浜田市地域医療対策課(電話0855-25-9311)



【食育推進フォーラム】
■日時:平成23年2月6日(日曜日)13時00分~15時30分
■場所:浜田総合福祉センター(浜田市野原町859-1)

■内容:
○講演会
  講師 : 料理研究家、フードプロデューサー土井善晴氏
  演題 : 「食べ事は家族の幸せのもと」(仮題)

○事例発表
(1)スローフード体験 発表者:島根大学 学生
(2)保育園での食育の取組 発表者:浜田市くもぎ保育園栄養士
(3)地産地消、安全な食の提供の取組 発表者:扇原茶園

■お問い合せ先:島根県浜田保健所健康増進グループ(電話0855-29-5548)

“あゆ” 復活!

2011年02月01日 | 水産業
                     《写真:アユ 水産課HPより》

 第1回 江の川の天然アユを増やすためのシンポジウム
            ★今、私達に何ができるのか?★

 ■日時 平成23年2月11日(金)建国記念の日 13:00~16:30
 ■会場 みよしまちづくりセンター ぺぺらホール
     (広島県三次市十日市西6丁目10-45)
      ○JR三次駅から徒歩約20分 ○三次I.Cから車で約10分(駐車場約100台)

     ※入場無料。事前予約不要。


広島県に源を発し
島根県の中央部を横断して日本海に注ぐ
中国地方最大の河川「江の川」。

中国太郎との異名を持ち、
島根県内の川の中でも
アユを中心として有数の漁獲量を誇りますが、

その漁獲量は減少傾向にあり、
「天然アユが育つ川の復活」
が大切となっています。

天然アユ資源と
江の川の関わりをとおして、

同じように日本の多くの河川で
みられる現状や抱えている問題、

そして解決に向けた
取り組みについて考えます。

興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。


(画像クリックで拡大:PDF527KB)

【シンポジウム内容】
 ■基調講演
  「天然アユを増やすことの意味と技術」
    たかはし河川生物調査事務所 代表 高橋勇夫

 ■研究発表1
  「河川環境とアユ漁業の変遷に学ぶ」
    元 広島県水産試験場 場長 村上恭祥

 ■研究発表2
  「浜原ダム下流域におけるアユの適正収容量の推定と産卵場・流下仔魚調査結果」
    島根県水産技術センター 寺門弘悦

 ■パネルディスカッション
  テーマ「江の川の天然アユをどうやって復活させるか ?」

 <漁協の立場から>
  ・江の川漁業協同組合 代表理事組合長 辻駒健二
  ・江川漁業協同組合   代表理事組合長 天野勝則
  ・可愛川漁業協同組合 代表理事組合長 篠原貞生
  ・西城川漁業協同組合 代表理事組合長 谷川巌

 <水産行政の立場から>
  ・島根県農林水産部水産課 調整監 吉尾二郎
  ・広島県農林水産局水産課 事業調整監 宮林豊

 <研究者の立場から>
  ・元広島県水産試験場長  村上恭祥
  ・島根県水産技術センター 村山達朗 

 <コーディネーター>
  たかはし河川生物調査事務所 代表 高橋勇夫

※入場は無料です。事前予約も不要です。
 (満席の場合、入場できない場合があります)

【主催(共催・後援)】
 ・主催:島根県
 ・共催:江の川漁業協同組合、江川漁業協同組合、可愛川漁業協同組合、
     西城川漁業協同組合、広島県
 ・後援:社団法人 日本水産資源保護協会

【お問い合わせ先】
 島根県浜田水産事務所(水産グループ)
  島根県浜田市片庭町254 TEL:0855-29-5634 FAX:0855-22-5637

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