《写真: イワガキが養殖されている漁場 隠岐支庁水産局より提供》
またまた、「隠岐のいわがき」の豆知識をご紹介します。
昨日は、イワガキは、大量の海水を吸い込んで、
その中にある植物プランクトンを餌にしているというお話をしました。
そのため、海水の中に体調不良を引き起こす原因になる菌などが含まれていると、
カキなどは餌と一緒にこれらも体内に取り込んでしまうことがあります。
このようなカキを生で食べてしまうと体調不良を引き起こすことがあります。
※加熱するとこれらの菌などは死んでしまいます。
カキは、自分で体調不良を引き起こす原因になる菌などを作ることはないので、
カキが育つ海水の中にこれらがいなければ、この様なことはおこりません。
※ただし、細菌などは海水中に存在しているのが普通です。
隠岐諸島は、日本海の沖合約60kmにあり、きれいな海に囲まれています。
ですから、ここで養殖されるイワガキは、
もともと体調不良を引き起こしにくいと言えます。
しかし、消費者の皆さんには、
より安心して隠岐のイワガキを食べてもらうことが大切です。
殺菌した海水の中でしばらくの間、活かしておくと、
カキは取り込んでしまった菌などを排出していくので、
「隠岐のいわがき」は、『紫外線殺菌海水による浄化処理』をした後に
出荷するようにしています。