(左端が西郷ばいかご会湊氏)
3月1~2日に東京で開催された
全国青年・女性漁業者交流大会において、
隠岐の島町の西郷ばいかご会が、
見事最高の賞である
農林水産大臣賞を受賞しました。
おめでとうございます
この大会は、漁業者の甲子園とも呼ばれ、
全国各地の青年・女性漁業者たちによる
優れた取り組み事例を報告し、
関係者がその成果を共有して参考にすることで、
水産業・漁村の発展と活性化に
つながることが期待されています。
今回、西郷ばいかご会は
白バイ(エッチュウバイ)の
資源管理について報告されました。
隠岐地域のばいかご漁業では、
平成12年頃から漁獲量が大幅に増加したものの、
一方で漁獲される貝の小型化が進み、
今後の持続的な漁獲が危ぶまれました。
そのため、自主的に年間の操業日数を制限したり、
1航海あたりの漁獲量上限を設けたりするなど、
とても厳しい資源管理に取り組まれました。
その結果、取組を始めた頃は漁獲量が落ち込んだものの、
徐々に回復傾向が見られるようになりました。
取組の詳細は県報道発表資料をご覧ください
限られた資源を有効に使っていくためには、
適切な管理が重要です。
しかし、一時的に水揚げが減ることもあるため、
取組に二の足を踏む方々も多いと思います。
しかし、西郷ばいかご会の取組は、
それが有効であることを示しています。
他の地域、漁法にも波及することを期待したいですね。
当ブログでも何度も取り上げてきた白バイ。
私たちがおいしくいただけるのも
漁業者のみなさんの努力のおかげなのです。
消費者としてはしっかり食べることで
漁業者の取組を応援していきたいですね