しまね農林水産情報

島根県庁農林水産総務のブログ!
“しまねの農林水産業のこと応援しちゃおうかな~”と、思っていただきたくて開設しています

全国青年・女性漁業者交流大会で隠岐の西郷ばいかご会が農林水産大臣賞受賞!!

2017年03月08日 | 水産業

(左端が西郷ばいかご会湊氏)

3月1~2日に東京で開催された
全国青年・女性漁業者交流大会において、
隠岐の島町の西郷ばいかご会が、
見事最高の賞である
農林水産大臣賞を受賞しました。

おめでとうございます

この大会は、漁業者の甲子園とも呼ばれ、
全国各地の青年・女性漁業者たちによる
優れた取り組み事例を報告し、
関係者がその成果を共有して参考にすることで、
水産業・漁村の発展と活性化
つながることが期待されています

今回、西郷ばいかご会は
白バイ(エッチュウバイ)の
資源管理について報告されました。



隠岐地域のばいかご漁業では、
平成12年頃から漁獲量が大幅に増加したものの、
一方で漁獲される貝の小型化が進み
今後の持続的な漁獲が危ぶまれました
そのため、自主的に年間の操業日数を制限したり、
1航海あたりの漁獲量上限を設けたりするなど、
とても厳しい資源管理に取り組まれました

その結果、取組を始めた頃は漁獲量が落ち込んだものの、
徐々に回復傾向が見られるようになりました

 取組の詳細は県報道発表資料をご覧ください

限られた資源を有効に使っていくためには、
適切な管理が重要です。
しかし、一時的に水揚げが減ることもあるため、
取組に二の足を踏む方々も多いと思います
しかし、西郷ばいかご会の取組は、
それが有効であることを示しています。
他の地域、漁法にも波及することを期待したいですね

当ブログでも何度も取り上げてきた白バイ。
私たちがおいしくいただけるのも
漁業者のみなさんの努力のおかげなのです
消費者としてはしっかり食べることで
漁業者の取組を応援していきたいですね

新しい島根県漁業取締船「せいふう」誕生!

2016年05月26日 | 水産業


漁業の特性のひとつとして、
天然の資源を利用している
という点が挙げられます

しっかり資源管理を行えば、
持続的に利用できますが
好き勝手に獲ってしまうと
獲り尽くしてしまうことにも
なりかねません

そのため、公的に漁期や操業区域等を制限したり、
漁業者が自主規制を行ったりしています

一方、島根県沖合海域では、
外国船等による不法操業が後を絶たず、
水産資源にも悪影響を及ぼしています

そのため、本県沖合海域の漁業秩序の維持を図り、
漁業者等による資源の維持・培養の取組を支援するため、
県の漁業取締船「せいふう」が監視することなどにより、
不法操業の防止に努めてきました。

しかしながら、これまで使っていた取締船が
建造後約20年を経過して老朽化する一方、
性能等が向上している漁船への対応が
大きな課題となっていました。

このままでは島根県沖合海域の
漁業秩序が維持できなくなる恐れがあります

そこで、このたび新たに、5代目となる
漁業取締船「せいふう」が建造されました

新しい「せいふう」は、
航行速度の大幅アップや、
多機能レーダーや高性能監視カメラなどの
最新鋭の設備を搭載し、
取締能力が強化されています

今後、これらの機能を最大限に発揮し、
島根の豊かな海を将来にわたって、
守り育てることが期待されます

去る5月24日には、
水産庁、海上保安部、県議会、
水産関係団体、工事関係者など
関係者を集めて、
竣工披露式が行われました



式典では、建造の様子がスライドで映され、
御列席のみなさまもとても興味深そうに
見ておられました。






来賓のみなさまからの祝辞にも、
これからの活躍への期待が込められていました。

みなさまの期待に応えられるよう
頑張っていただきたいですね

祝!2年連続で島根県のシジミ漁獲量が1位に!

2016年04月28日 | 水産業


(画像は水産課HPより)

4月26日に、農林水産省により
平成27年の全国の内水面漁獲量が
公表されました。

その結果、島根県のシジミ漁獲量が
昨年に続いて2年連続で日本一に輝きました

島根県のシジミ漁獲量は、
長年、全国1位の座を維持してきましたが、
県内最大の産地である宍道湖の資源水準が悪化し、
平成23年には1位の座から陥落していました

そのため、漁業者のみなさんは資源の回復を図るため、
漁獲制限や漁場環境の改善などに取り組まれてきました

こういった取組を進める中で、
平成25年秋以降に資源回復の兆しが見られ、
平成26年には3年ぶりに全国1位の座を奪還しました

しかしながら、シジミ資源はさまざまな要因により
変動しますので、いつ何時また資源水準が悪化するか分かりません

そこで、島根県では平成24年からの6年間を計画期間として、
国内の環境及び生物の専門家で構成した
「宍道湖保全再生協議会」で資源変動の要因の解明と
その対策について検討を行っています

これまでの調査結果により、宍道湖で起きる現象が
シジミ資源の変動に及ぼす影響が明らかになりつつあり、
これからはこの結果を基に対策を検討していく予定です。

 詳しくは水産課HPをご覧ください

これらの取組により、シジミを安定的に、
獲ることができる日も近いと思われます
今後の成果に期待したいですね

このように、シジミを守るために漁業者や行政が
精力的に取り組んでいるところですが、
一般の県民のみなさまにもできることがあります

なにか分かりますか?

それは、シジミのことを知ること、
そして、しっかりと食べることです。
松江市の一人あたりのシジミ消費量は
2位以下を大きく引き離して日本一ですが
近年は減少傾向にあります

漁業者の方々がどんなに一生懸命
シジミを守り、漁獲をしても、
それを利用する人がいなければ
その努力が無駄になってしまうかもしれません

みなさんももっとシジミを食べて
応援をよろしくお願いします

漁港・漁場施設に関する災害協定締結!

2016年04月07日 | 水産業


島根県は津波や台風などにより大災害が発生した際に
被災した漁港・漁場施設の応急対策を迅速に実施することを目的として、
島根県港湾漁港建設協会と協定を締結しました。

海上工事や県の漁港に精通する同協会のご協力を得て、
素早い被災状況の把握が可能となり、
また応急対策の早期実施により
迅速な被災箇所の危険除去や
機能回復ができると考えています

 詳しくは、県報道発表資料をご覧ください。


10月のおすすめ料理 マトウダイ

2015年10月26日 | 水産業



(画像は松江水産事務所HPより)
(上:マトウダイ、中:薄造り、下:アクアパッツァ)

松江水産事務所のHPに
10月のおすすめ料理として
マトウダイ」が紹介されていました。

今回のレシピは、薄造り、
アクアパッツァ、フィッシュアンドチップス

あっさりとした白身は、
和洋どちらでも
美味しくいただけます

このほかにも、煮付け、鍋もの、
ムニエルなどもいいですね

ちなみにマトウダイの学名は
Zeus faber Linnaeusといいますが
属名のZeus(ゼウス)はギリシャ神話上の
最高神のこと

出雲に八百万(やおよろず)の神々が集う
神在月に食べるにはぴったりの魚ですね

みなさんはどうやっていただきますか?

 松江水産事務所のHPはコチラ

島根県のシジミ漁獲量が日本一に!

2015年04月28日 | 水産業


(画像は水産課HPより)

 4月24日に、平成26年の全国のシジミ漁獲量が公表され、
島根県が4年ぶりに日本一に返り咲きました

 島根県は、宍道湖を中心にシジミが多く漁獲されており、
長きにわたって日本一の座を守ってきました
 しかし、宍道湖の資源量が減少したため、
平成23年には2位に順位を下がってしまいました。

 そのため、県では、平成24年に汽水域の専門家を集め、
宍道湖保全再生協議会」を立ち上げ、
原因の究明に取りかかりました。

 また、漁業者の方々は、操業日数を減らすなど、
資源保護に取り組みました

 こうした取り組みを進める中で、
平成25年の秋からは資源回復の兆しが見られはじめ、
このたびの日本一奪還につながりました

 折しも、発表のあった前日に4月23日は「しじみの日」
 記念日に合わせて良い知らせが届きました。

 これからも取組を続けていくことで、
引き続き地元の恵が味わえるといいですね
 

浜田の魚はノドグロだけじゃない。刺身で食べられる高鮮度ミズガレイ!

2015年01月13日 | 水産業


(画像は浜田水産事務所HPより)

 浜田水産事務所のHPで
浜田市の沖合底びき網の取組を
紹介しています。

 浜田市では、市を代表する魚として
アジ、ノドグロ、カレイを「どんちっち三魚」と名付けて
ブランド化を図っています。
(ちなみに「どんちっち」とは神楽の囃子で使う太鼓や鐘の音を
表現する幼児言葉です。それが転じて石見神楽全体を表すようになりました)

 ※どんちっち三魚については浜田市HPを参照ください。

 この中でも、ノドグロはテニスの錦織圭選手(松江市出身)が、
全米オープン準優勝後に食べたいと言ったことで
注目を浴びましたが、このたびさらに注目すべき取組が始まりました。

 その名も「高鮮度ミズガレイ」です
 (標準和名:ムシガレイ)。

 ミズカレイは鮮度落ちが早いため、今までは主に加工用に使われていましたが、
漁獲してからの鮮度管理を徹底することで刺身でも食べることができようになりました

 カレイの刺身は、昔から一部の漁業関係者の間で美味しいと知られていたとのこと。
なかなか生食用で流通していなかった隠れた逸品が、
一般の消費者の口に入るようになるなんて素晴らしいことですね

地元の飲食店でも新たなメニューに加わり始めているとのこと。
港町浜田の新たな名物として、これからの活躍が期待されます。


 浜田水産事務所のHPはコチラ

8月のおすすめ料理 モズク

2014年08月12日 | 水産業

(画像は松江水産事務所HPより)

松江水産事務所のHPで
8月のおすすめ料理として
「モズク」が紹介されています。

モズクといえば、スーパーでもパックに入ってよく売っていますが、
それらはほとんどオキナワモズクです。

今回紹介されたモズクは、オキナワモズクに比べてきめが細かく、
口当たりがよいのが特徴です
地元では「絹モズク」とも呼ばれています。

生のモズクが食べられるのは今の時期だけ。
ぜひ味わってみてください


松江水産事務所のHPはコチラ

サザエの醤油

2014年01月06日 | 水産業
(画像は、隠岐支庁水産局HPより)

隠岐地域ではサザエがよく捕れ、
その漁獲量は島根県全体のサザエ漁獲量のうち、
約半分を占めています。

この隠岐の特産品ともいえるサザエを
有効活用する方法を探るために、
隠岐水産高校でサザエを使用した
魚醤油の試作が実施されました。

どんな味になるのでしょう??

たのしみです

詳しくは、コチラをご覧ください。


魚料理教室

2013年06月28日 | 水産業
(画像は、松江水産事務所HPより)

平成25年6月23日(日)に、
JFしまね恵曇支所女性部の皆さんが
魚を使った料理教室を行いました。

今回の生徒さんは、島根県立短期大学の学生で、
実習や試食を通して魚の捌き方等を学びました。

実演を交えながらアジ、トビウオ、ヒラマサを捌き、
刺身や寿司を作りました。

詳しくは、コチラをご覧ください。

JFしまね恵曇支所女性部さんは、
魚食普及活動に積極的に取り組んでおり、
小学生・大人を問わず希望に応じて、
このような魚を使った料理教室を実施しています。

皆さんも、「魚の捌き方を教えて欲しい」
「魚料理について知りたい」などの希望がありましたら、
是非ご相談ください!!

窓口は松江水産事務所水産課 TEL 0852-32-5703




隠岐水産フェア in MATUE

2013年06月11日 | 水産業
(画像は、隠岐支庁農林局HPより)

5月24日~5月26日の三日間、
物産館で開催された「隠岐水産フェア」
の様子が、隠岐支庁農林局のホームページ
にある、「隠岐日記」で紹介されています。

イワガキがプリッとしてて美味しそうですねぇ

隠岐日記はコチラをご覧ください。

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