最後まで
恒例、
今月の旬の魚“旬魚”のご紹介です。
(8月21日のブログ参照)
2月は「ブリ」と「スズキ」です。
旬を味わってみましょう!
【ブリ】(写真・文:水産技術センターホームページより)
出世魚として名高いブリは
成長するに従って呼び名が代わります。
その呼び名も全国各地で異なりますが、
島根県では「モジャコ」に始まり、
「ショウジンゴ」、「ツバス」、「ワカナ」、
「ハマチ」、「ヤズ」、「メジ」、
「マルゴ」、「ブリ」と大きさによって
様々な呼び名が付けられています。
ブリの稚魚 (モジャコ)
また、ブリの中でも、寒風吹きすさぶ
冬の日本海で漁獲される10kgを越す大ブリは、
「寒鰤」と呼ばれ特に珍重されます。
その刺身は一切れ醤油につけると
さっと脂が広がり、
口に入れるととろけるような味わい、
それでいて養殖物のような癖はなく、
まさに絶品です。
ブリの産地として一般に知られているのは「富山」ですが、
少し通になると「若狭」をご指名でしょうか。
ところが、
日本海でブリの水揚が一番多いのは島根県です。
多い年では6,000トン、少ない年でも3,000トンは漁獲され、
長崎県と全国一の座を毎年争っています。
ブリは近縁のヒラマサやカンパチが
世界中の温帯から熱帯海域に分布しているのに対し、
東シナ海から日本列島周辺の
限られた水域にしか分布しない、
まさに日本固有の魚種です。
島根県では大型のいわゆる「ブリ」が
最も多く漁獲されるのは2-4月頃ですが、
12-1月にも少し漁獲されます。
漁獲されるブリの脂の乗りは
やや低めのものが多いのですが、
一部脂ののりの良いものもみられます。
出雲大社のお膝元の
JFしまね大社支所では、
漁業者が
船上で「活け〆」を行うことで、
高品質な肉質のブリを出荷していますが、
2月以降も脂質に富んだ高品質なブリが
多く漁獲されることから、
さらに脂質測定器を使って「脂の乗り」を測定し、
「脂の乗った」ブリを特別なブランドとして
出荷する取り組みを行う予定です。
ブリといえば冬というイメージがあるかもしれませんが、
早春の薫り高いブリもぜひご賞味ください。
以上、水産技術センターのホームページから、ご紹介しました。
コチラにアクセスしてみてください
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/shinkou/umi_sakana/sakana/2/2-32.html
(島根の魚 ブリ)
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/shinkou/umi_sakana/syun/12-1.html#buri(しまねの旬の魚 一口メモ 12-1月)
それでは、今月の旬魚「ブリ」に関しての、
「浜田水産事務所○○氏の“つぶやき”」をご紹介します。
■ブリ
10Kgを超すようなブリのお刺身はうまいですよね。
でも少し高い。
先日、10Kgオーバーのツラやカマを
家内が購入してきたので塩焼きで、
ゆずをたっぷり搾っていただきました。
でかいのは美味ね。
今回はブリの幼魚、ハマチの竜田揚げを紹介します。
一尾100円ぐらいの時もありますのでお得感がいっぱいです。
①鱗を取り、3枚におろす
②腹骨を掻き、肉間骨を毛抜きで抜く(もしくは包丁で切り取る)
③酒、みりんを分量比1対1で火にかけて煮きる
④続いて醤油を分量比で0.5~0.6加え、一度沸騰させ冷ます
⑤②を適当な大きさに切り、④に漬ける
⑥かたくりをつけて油で揚げます
※昼に仕込んで夕食で食べています。
これに加えてカルパッチョならぬ
ハマチッチョやあら煮を作り、
ハマチ三昧を楽しんでいます。
以上、○○氏の“つぶやき”でした。
スズキは後日改めてご紹介したいと思います。
お楽しみに!