しまね農林水産情報

島根県庁農林水産総務のブログ!
“しまねの農林水産業のこと応援しちゃおうかな~”と、思っていただきたくて開設しています

実はこれからが旬! ~地物のブリ~

2011年02月28日 | 水産業


しまねの農林水産業・農山漁村の応援団の方(サポーターさん)から、
投稿をいただきましたのでご紹介します。


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〔投稿〕
「あすっこ」の時期になりましたね。
このごろ、次々と
新しく交配で作られた作物がでてきますね。

フリルのようにひだの入った
「ほうれん草」もしっかりしていて、
食べ応えがありました。

少し前、
「寒ぶり」がたくさん獲れると報道されましたが、

マーケットへ足を運んで見ますが、
お安くなっているとか、
たくさん並んでいる、
などの様子はありません。

お刺身も、アラのカマも
「養殖」と記されています。

全国的に出回ることはないのですね。

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以上、しんじこさんから投稿いただいたコメントです。

投稿ありがとうございます。

春をつげる島根のオリジナル野菜‘あすっこ’は
これから4月にかけて山陰地方をはじめ、

名古屋、関西、広島方面で本格的に出回りますね。
皆さんも‘あすっこ’を食べて春を感じてください

話変わって、ブリの話題ですが、
当方スタッフのH.Nはブリの刺身が大好きで、



魚屋で手頃なワカナ(ブリに成長する前の小型魚)
を見かけると

ついつい一尾丸ごと購入してしまいます

さてさて、
今年のブリは山陰地方も含めて全国的に豊漁で、

東京・築地市場では2月中旬時点で
前年よりも3~4割入荷量が多く、
卸売相場も2~3割安いようです。


    ≪市場でセリを待つ島根の天然ブリ≫

こう聞くと、
スーパーマーケットに安いブリが
大量に出回ってもよさそうですが、

魚の流通体系は複雑で
一筋縄にはいきません。

一般的に、量販店で売っている魚は、
販売価格の7割程を
流通・加工・販売経費が
占めるといわれています。

このため、魚自体が安くなっても
販売価格には大きく反映されにくい
という実情があります。

また流通に関しても、
天然ブリは海のシケ具合等によって
流通量や単価が大きく上下するのに対して、

養殖ブリは海況に関係なく
安定的な取り扱いが可能です。

このため量販店等では、
農産物のように計画的な
入荷・販売が可能な
養殖ブリを中心に
取り扱う傾向があります。

じゃあ、やっぱり
美味しい天然ブリを
お手頃価格で食べることはできないの
と思われるでしょうが、

日本有数の水産県・島根ではそんなことはありません

地元の魚を食べればいいんです

これなら東京等の中央卸売市場を経由しておらず
流通経費がかからないため
価格も抑えられていますし、

鮮度も抜群で言うこと無しです

ぜひ、地物の魚を中心に販売するお店、
古くからある魚屋さん等を
探し出して行ってみてください

この時期、前日に海がシケていなければ、
きっと島根の天然ブリが手に入るはずですし、
それ以外にも地元の旬の魚があるはずですので
見るだけでも楽しめますよ


    ≪島根産の魚を並べた魚屋さん≫

なお、富山の「氷見ブリ」に代表されるように
冬場が旬と思われがちな天然ブリですが、

実は山陰地方では
これから4月頃にかけてが
最も脂が乗って美味しい時期なのです

出雲市内の一部鮮魚店では、
大社沖で一本釣りされ
高鮮度処理されたブリを、
大社縁結びぶり
として販売しています。

価格もお手頃ですので
見かけたら是非買って
食べてみてくださいね

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